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NEW VISION WEB版 vol.12
vol.12[掲載内容]
『会長からの手紙』
 イプラス脳力開発トレーニング協会 会長 志賀 一雅[ CLICK ]


『メンタルトレーニングと残像トレーニング』
 対談 志賀 一雅 × 高岸 弘[ CLICK ]


『先生に聞きたい!』内藤貴雄先生[ CLICK ]

『この人をご紹介』南野 佳代子さん

『全国のイプラスジムより』イプラスジム高崎[ CLICK ]

『イプラスキャラバン』[ CLICK ]

 会長からの手紙
志賀一雅 ご挨拶 かねがね新国立劇場でオペラを観劇したいと思っていたのですが、なかなか行動に移せず、月日が経ってしまいました。しかし、幸いにも『ラ・ボエーム』のS席チケットが入手できたので観劇してきました。
プッチーニの全4幕で、ありきたりのラブ・ストーリーですが、舞台装置の迫力と出演者の熱演に圧倒されて、久しぶりに感動しました。やはりマイクを通さない生の演奏は、何かが違います。CDやDVDでも鑑賞できますが、生の演奏は「気」が溢れ出るという感じです。オーケストラボックスからは指揮者や演奏家、舞台からはオペラ歌手たちの脳が「気」を発信しているのです。単なる音だけならオーディオのHiFi装置でも再生できますが、「気」は再生できません。演奏者の脳からの信号で奏でるのは音だけでなく、「気」が結集されて溢れ出るのでしょうか。会場のオーディエンスも、音楽や歌に加え、「気」を浴びて感動するのです。カーテンコールの拍手は、たくさん浴びた「気」を、それぞれに増幅してのお返しです。舞台と会場とで「気」が合って感動的な情景が繰り広げられました。いま、大学院でアルファ波の同期現象を研究していますが、「気」が合うためにはアルファ波が同期する必要があると考え、その検証を試みています。実際に測定するわけにはいきませんが、演奏者のアルファ波と、オーディエンスのアルファ波が同期しているのではないでしょうか。だからこそ感動し、名演奏ができるのだと思います。私たち、お互いのコミュニケーションも、もちろんスキルは大切ですが、「気」が通うことが必須だと思います。技術の世界では、感情抽出エンジンを開発し、音声分析によって感情が分かるシステムの構築に真剣に取り組んでいる人たちもいます。でも、そのようなエンジンに頼らす、相手の感情がピンと読める脳にしたいものです。
経済が優先の世の中ですから、どんどん合理化されていきます。でも、皮肉なことに、「気」は不合理な世界に存在するのです。匠や手づくりの世界です。ヨーロッパで全盛であったオペラも、多くの企業の支援なしには維持できなくなりました。皮肉にも人間の知恵で構築した現代社会が、人間を心から感動させるものをどんどん滅ぼしていくのです。

イプラス脳力開発トレーニング協会 会長
志賀 一雅

 対談 志賀一雅 × 高岸 弘 「メンタルトレーニングと残像トレーニング」
アプローチ方法は違いますが、同じメンタルトレーニングを指導している高岸先生と志賀先生。トレーニングの成り立ちや疑問をぶつけあった1時間半は熱い時間でした。メンタルトレーニングの要が見えるそんな対談となりました。
 気持ちの切り替えの大切さを実感
志賀 高岸先生には、日ごろ私どものスタッフにご指導いただきありがとうございます。今日は多くの読者の方々に、先生からご指導いただいていることのエッセンスをお伝えしたいと思い、対談をお願いしました。よろしくお願いします。
高岸 こちらこそよろしくお願いします。
志賀 私どものイプラスジムでは、いろいろな目的のために脳力開発のプログラムを提供していますが、一つの切り口として、「集中力を高めたい」という要望があります。集中しようと思うのですが、具体的にどうしたらいいのか分からない。集中しようと思わなくても、結果として集中できることはよくあることです。逆に、集中しようと思うと、かえって集中できないこともよく体験します。ところが、先生の推奨される残像カードを使うと、集中力が高まるということですので、その残像カードについてご説明いただけますか?
高岸 はい、いま私は、残像を利用したメンタルトレーニングを指導させていただいています。研修では、みなさん熱心に取り組んでいただき、反応がとてもよく、楽しく指導させていただいています。先ず初めに、私は建築家ですが、なぜメンタルトレーニングを指導するようになったのかというお話をさせてください。きっかけは建築の仕事でイタリアに11年ほどいたときのことなのです。
志賀 いつごろ滞在しておられたのですか?
高岸 1969年ごろからです。イタリアの建築事務所で仕事をしていたとき、ある食前酒メーカーのオーナーから、宮殿の改修工事を依頼されました。そこは約7万坪の敷地があったので、その中に建築事務所を構え、住み込みで改修工事をしていたんです。当時からイタリアは土日が休みでしたので、依頼主に宮殿をいろいろと案内してもらったんです。日本でもそうですが、資産家のお家は、部屋数が多いですね。私はそのときまで、たくさんの部屋を持つことは、ただの見栄だと思っていたんです。
志賀 そう感じますよね。
高岸 そうですよね。ですが、依頼主のお話を聞くと、1部屋1部屋にそれぞれに必要かつ必然として、それが存在するということがわかったんです。
志賀 ほう、それぞれに意味がある、ということですか。
高岸 例えば、玄関の入口の側に小部屋があります。何の意味があるのかわからなかったので、どういう意味ですかと聞きますと、そこは頭を切り替える部屋だというんですね。依頼主は多忙で、そのまま家に入っていくと、頭の中が仕事モードのままで、家族との生活に切り替えができないと言うのです。
志賀 なるほど。
高岸 その玄関の側にある小部屋には、好きな絵画などを置いて、音楽を聴き、15分ほど着替えながらのんびり過ごす。そして、完全に頭を切り替えてから、リビングに入っていくそうなんです。そういった過程を踏んで家庭人に戻るということをしているんですね。依頼主の宮殿には、全部で25部屋ありましたから、それぞれの部屋についても聞いてみたんです。
志賀 全て必然性があるんですね?
高岸 そうなんです。パーティーシミュレーションの部屋、家族会議の部屋、親戚が集まり会議する部屋、集中とリラックスという名目で部屋が展開されているんですね。このとき、人間には、リラックスと集中が非常に大事でそれを生かす工夫をすると、もっと自分自身を磨き向上させていくことができるのではないかと思いました。
志賀 なるほど。
高岸 しかし、日本の場合は、私自身はしていないつもりですが、仕事のことで頭がいっぱいで帰宅し、家族と向き合うはずが、上司や部下、取引先がダメだと家族に愚痴ることの方が多い。それでもいいと思うんです。心を許しあう仲だからこそ、そういう会話ができるという人もいらっしゃいますからね。しかし、私がイタリアで学んだ考え方では、リラクゼーションだけではダメだと思うんです。家族の中でもいろいろな問題が起こります。将来のことも考えないとダメですよね。目標も設定しないとダメです。それには、リラックスして、集中して、目標をしっかりたてる。リラックスして、集中して、感情をコントロールする。リラックスして、集中して、毎日考える。リラックスして、集中して、コミュニケーションを図る。リラックスして、集中して、イメージングをする。そういうことができる場所が本当は必要だと思っています。ただ日本の住宅事情では、25も部屋を作ることはとても難しいことです。しかし、私は住宅やオフィスに集中空間とリラックス空間を入れた設計を提案し、東京ではあるオフィスに採用されています。これも考え方は同じで、外勤の人は、内勤に入る前に切り替えが上手くできないですね。いきなり自分の机に戻っても、新聞読んだり、コーヒーを飲んだりして気が散ってしまう人が多いのです。そこでまず、リラックス空間に入って、雑念や、嫌なこと、よかったことを一度整理し、充分リラックスします。そして、集中して脳を刺激し、今からやる仕事に思いを馳せる。するとオフィス空間に入った瞬間に仕事ができるということになります。
志賀 なるほど、それは面白いですね。
高岸 そんなことを考えているうちに、建築・空間によるリラックスと集中の考え方が、スポーツ界のメンタルトレーニングと一緒だと思ったんです。さらに残像を利用すると手軽にリラックスと集中が得られることがわかりました。それから残像カードを使ってメンタルトレーニングをはじめたのです。
 メンタルトレーニングと残像トレーニング
志賀 その残像カードを使ったメンタルトレーニングについてお伺いしたいことがあります。先生の残像カード大変好評なのですが、実はいまスタッフの間では喧々諤々の論議になっているんです。正直に白状しますと、私は何をやってもうまくいきません。例えば、メモリーペッグをあまり覚えられない、ESPカードはほとんど当たらない、シンガンのスコアもかなり悪い。残像カードが見えているのはせいぜい10秒くらいですね。客観的には本当によくない状態ですが、それを主観的に満足しているのです。だから元気でいられるのですが、私なりに満足するための根拠が必要なのです。そこで、残像カードに戻りますが、他のスタッフがやっても一番長くて40秒、だいたい10秒ぐらいしか残像が見えていない。ところが先生のご著書「残像力」の51ページには、2分間ぐらい、長い人だと10分15分ぐらい残ると書かれていますね。本当なのですか?
高岸 はい。私は、カードがなくても見えます。残像カードが生まれたきっかけは、あるときデザインを頼まれ制作していたのですが、上手くいかずいたずら書きをしていたんです。ふと目を閉じた瞬間に緑のデザインがでてきたんです。カラーの残像が見えてびっくりしました。そのときの自分の状況は今でもよくわかりません。残像を繰り返しているうちに不思議と気分が良くなってきて、何かすっきりしたんです。そして、集中力が高まり、煮詰まっていた制作が進み納得のできるデザインが作ることができました。何度かこうやって制作をしているうちに、これはイタリアの小部屋と同じように集中とリラックスをカードによって作り出すことができると確信し、いろいろな図柄のカードを制作して今に至ります。それまで、私は切り替えが上手くできなかったですが、仕事をするときにカードを見るようにしたら効果があり、それ以降、スポーツ選手を中心にメンタルトレーニングとして活用し、結果をだしているのですが・・・。
志賀 なるほど、よく分かりました。効果があるのは確かだと思います。ただ、それが残像によるものかどうか、なんですね。残像は網膜とそれに続く神経回路の生理現象で、実際に見えている情報ではなく補色となりますから、ある意味では構造欠陥の表れだと私は考えているのです。例えば、昔の液晶は残像がとても長いので、動画が描写できなかったわけです。残像が長いと、現実に見えているものと重なって邪魔しますよね。生命体としてはそれでは身の危険ですから、残像はできるだけ短くなるように働くはずです。幼児は、まだ神経回路が完全ではありませんから残像が長引くでしょうが、神経回路が発達すると残像を早くクリアして新しいものを見るようになるはずです。年を取ると、それがまた衰えて残像が長く見えてしまうかもしれません。先生がお書きになった本の表現は事実でしょうから、私の考えていることとまったく逆なので困っているところです。
高岸 では、私が1分半ほど見えているというのは、何になるんでしょうか?
志賀 意識で見ているのだと思います。集中力が高いとそれができるのですね。生理的な補色残像が心理的なイメージ情報として切り替わる。そのクロスオーバーは自覚できないのでいつまでも見えているという印象かも知れませんが・・・。おそらく補色でなく、実際の色のイメージでも同じように長く見えませんか?専門家たちが、視覚化、ビジュアライズと表現していることと同じ現象だと思います。私たちのスタッフも、残像は短いけれど、見ようと思えば長く見ていられる、という人は多いですね。ただ、残像を長く見る練習をしますと直観像が見にくくなります。先生の残像カードを瞬間に見て、目を閉じてから色や形をそのまま見ようとしますと、見える人が多いですね。私はこれも駄目なんですが・・・。
高岸 なるほど、どこかで切り替わっているということですね。実は私は、実証データ重視じゃないんですね。残像カードは使いますが、リラックスと集中が一番大事だと思っています。中心にリラックスと集中があり、その周りを回っているのが残像です。さらに残像の周りを回っているのが、目標設定だと考えています。残像は、メンタルトレーニングに興味をもっていただくための道具だと思っています。
志賀 道具という捕らえ方は大賛成です。確かに素晴らしい道具だと思います。メンタルトレーニングのアプローチにはいろいろありますが、より健康で、意欲的な人生を過ごすために、リラックスと集中が必要で、それを楽しんで身につける道具として残像メンタルトレーニングを推奨されるというお考えは、私どもイプラスジムにぴったりなのです。ですから、イプラスジムでも残像カードを利用させていただいています。ただ、残像カードも使うときに、残像時間が長いといいことのように強調されていますから、リラックスと集中が目的で残像カードを使うことを忘れて、残像の時間を延ばすのに一生懸命になりすぎる傾向があるような気がします。残像時間があまり延びないために、挫折感を感じる方が結構います。それでは、せっかくのトレーニングが活用されず、もったいないですね。
高岸 なるほど。残像を伸ばすことを強調することは止めた方がいいですね。
志賀 そうですね。強調せず、残像が消える人には、イメージをつけるといいですよとご指導されると、自分もできるという人が多くでてくるのではないでしょうか。
高岸 なるほど。いいお話聞きました。今後の参考にします。
 メンタルトレーニングを日常生活に反映させる
高岸 メンタルトレーニングでは、私は新参者です。建築から入ってきた人間ですから、先生のように脳科学を研究したわけではありません。でもメンタルトレーニングを普及させたいと思っています。雨降りに満員電車に乗ったら濡れた傘があたるときがあります。また、足を踏まれると、靴が汚れます。そういう状況の中で現代の日本人は濡れた傘があたる、足を踏まれたといさかいの原因になることがあるんですね。ですが、全てのことにリラックスと集中をして目的をはっきりさせ、行動を起こすメンタルトレーニングしていると、電車に乗って足を踏んでも、「すみません。足を踏みました」と、素直に謝れることができるし、踏まれたほうも「かまいませんよ」
となるわけです。そういう心を誰もがもっていると、毎日がどれだけ気分がいいかと思います。
志賀 そうですね。まったく同感です。それも考えてやるのではなく、無意識に表現できる反射を身に着けたいですね。
高岸 なるほど。甘いかもしれませんが、そういう世界を作りたいと本心から思っています。1人1人がそうやって対応していくと、やがてみんながニコニコできる社会になると思うんです。何かほほえましい、暖かい雰囲気で、お年寄りに席をふっと譲ってあげるのを見ているだけでも、ただ単に気持ちがいいんですよ。志賀先生の著書を読ませていただいても、よかった、ありがとうと思い満足して、気持ちのよさを味わうことがよいと書いてありました。先ほどおっしゃっておられましたが、反射が作られるといいんですよね?
志賀 確かに反射の形成はいいですよ。体験すれば、反射はできるのですが、問題は、最初にいかに行動するかということなんですね。席を譲られる、「ありがとう」とすぐに感謝できる、行動を起こせば、次も自然にできるのですが、最初にやらないとできないんですね。そういった行動ができないために、先生のされている講演会で、リラックスと集中によって、どういったよい事例があったかということを講演し、大変でしょうが、たくさんの事例をお話いただくといいと思います。
高岸 志賀先生もおっしゃっているように人の目標というのは、より健康で意欲的に過ごし、よりよい人生を目指すことが一番だと思うんですね。残像を使いながら目標設定とすることを1つの方法として、スポーツ界を中心に
やってきました。スポーツ界では、明確な目標を掲げある程度の結果を残してきたと思っています。今後は、子どもたちや高齢の方を中心に、日本の社会に何かの助けに残像メンタルトレーニングを役立てたいと思っています。
志賀 お話を伺って、イプラスジムと高岸先生の提唱される残像メンタルトレーニングは同じ目的に進んでいることがよくわかりました。われわれの活動でもより多くの方に先生のトレーニングをお話していただきたいと思います。今後ともよろしくお付き合いをお願いいたします。
高岸 今年からは講演会を充実させ、より多くの人にお話を聞いていただいきたいと思っておりますので、こちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いします。
志賀 本日は、貴重なお時間をありがとうございました。
 対談 雑感
志賀 高岸 弘 先生の著書「ここ一番に脳を集中させる 残像力」講談社B・8-2を拝見して、序章の冒頭に「ガンコ者」の誕生という小見出しで、先生ご自身の性格についてお書きになっていて、ご自分の考えと違うことを言われると無性に腹が立つ、とあり、どのように今回の対談を進めたらいいか悩みました。私も似た性格ですから、ひょっとすると大喧嘩になり対談が成り立たなくなる可能性もあります。だからといって迎合されたりヨイショされますともっと腹が立ちます。思い切ってぶつかるしかありません。ご覧いただいてお分かりのように、遠慮なくぶつかったのですが、先生は一枚も二枚も上手で、穏やかに受け応えてくださいました。仕上がった校正の原稿を見て、ずいぶん辛らつに質問したものだと、われながら呆れてしまいました。残像は生理現象ですがイメージを描くのは心理現象です。いい心理状態になると結果として心も体もリラックスした集中力となり持続します。心理と生理は不離一体で、卵と鶏の関係のようなものです。どちらが先か、どちらが大切か、というものではなく、どちらも大切です。仕事に集中する、勉強や練習に集中する、いずれも大切なことで、それを目指してイプラスジムのトレーニングがありますが、そのために道具として残像カードを今後も使わせていただきたいと思っています。
 先生に聞きたい! 第4回 内藤 貴雄先生編
 昨年を振り返って
~2007年は内藤先生にとってどんな年でしたか?
内藤 一昨年からのTV出演の影響で出版のお話をいくつかいただきました。6月にはCD付きで主婦と生活社から『子どもがグングン伸びる目のトレーニングBOOK』が、また今年に入ってから講談社『ササッとできる「脳力」を上げる視覚トレーニング イラスト版 (図解大安心シリーズ) 』とPHP研究所『3週間「速読」ビジョントレーニング「眼」を鍛えて、読む速さを劇的に上げる!』を出版しました。出版社のご協力のおかげで、早いペースで書きあげることができてよかったと思います。
~関係者の間では、昨年スタートした内藤先生のブログが話題になっています。
内藤 ありがとうございます。ビジョンに関係のないレストランや映画の話も書いているんですが、そうやっていろいろなお話を書いていると、検索してブログを見てくださる方がいるんですね。そういった方々が読み進めていくうちにビジョンに関心を持っていただけたらと思っています。
~ビジョンを知らない方にはきっかけが必要ですからね。
内藤 そうですね。ビジョンの情報や日常の気づいたことなどを書いて読んでいただける方を増やしていきたいと思っています。
 スポーツ選手への指導状況
~藤先生は、プロスポーツ選手への指導を幅広くされていますが、トレーニングをする選手は長い間通ってこられている方が多いですよね。
内藤 そうですね。横浜ベイスターズの石井琢朗さんはもう14年ほどになります。
~ビジョントレーニングの必要性を感じてらっしゃるということですよね。
内藤 そう思います。彼の場合、ビジョントレーニングはすでに当たり前のことになっているようで
すね。彼は野球を中心としたスポーツスクール「琢朗アスレチックアカデミー」を総合プロデュースしているんですが、先日彼に、そこでもビジョントレーニングを始めることを提案してみました。石井さんや福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀さんなど、将来球団やプロ野球界の指導者になると思うんです。そのとき、ビジョントレーニングを当たり前のように取り入れてくれるようになる時代がくるのではないかと期待しています。
~最近、新体操の女子代表選手の指導もされたと聞きました。
内藤 はい。もともとはシドニー五輪の時、全日本のヘッドコーチの要請で代表の選手達の目の検査やビジョントレーニングを指導させていただいたことがご縁です。当時の代表メンバーのひとりが片目だけ近視でバランスが悪かったのでコンタクトを入れることを勧めたんです。しかし、ずっと長いあいだそうしてやってきたので、それほど競技に影響がないと思ったのか、すぐにコンタクトをしなかったみたいなんです。そのとき、元オリンピック選手で現在はコーチや大学で准教授をされている秋山エリカさんが私の検査報告などをみて、「コンタクトをしなさい」とはっきり指示されたそうです。その結果その後はずっと昨年引退するまでコンタクトを使用したそうですが、その選手が当時を振り返って「今では片目が近視で競技なんて考えられない」と話してたそうなんです。先日、初めて秋山さんにお会いしその話を聞いてすごく嬉しかったですね。そういった経緯もあり、新体操のスタッフや先生たちは、ビジョンのことを理解していただいているのでしょうね。先日も次期日本代表候補生の検査やチェックを行い、結果を報告したところです。
~ビジョントレーニングが少しずつ根づいてきたという気がしますね。昨年から指導されている全日本ソフトボール女子選手はいかがですか?
内藤 先日2時間ほど実践レッスンをしました。前回は座学が多く、今回の実践トレーニングで、みなさんに興味を持っていただいた実感がありました。
~内藤先生は、豊田自動織機女子ソフトボールチームで指導をされていますが、ソフトボール界では、ビジョントレーニングは浸透しているでしょうか?
内藤 全体的にはまだまだかもしれませんね。でも、過去に私がトレーニングや検査で関わったチームや、もちろん豊田自織の選手も全日本にいますし、ビジョントレーニングを知っている選手は増えています。また、全日本は一部リーグの複数のチームからの精鋭ですから、今回の講義で理解度が深まったのではないでしょうか。
~日本代表チームでさえまだ認知されていないということですね。
内藤 そうですね。全日本ソフトボールスタッフの方が、アテネオリンピックのときに米国チームがビジョントレーニングをしていたのを見たと言われていました。ビジョントレーニングが各選手に浸透していくように、今後も機会があれば指導していきたいと思います。
 学校でのビジョントレーニング導入について

~今年、内藤先生が顧問に就任されている東京女子学院で昨年より行われている、メンタルトレーニングと合わせてビジョントレーニングが行われる予定ですが、どのようにお感じになられますか。

内藤 各イプラスジムのトレーナーさんにご協力いただき実施する予定です。生徒の皆さんが、普段どのように目を使っているかをきちんと認識していただき、学校にフィードバックするシステムを確立したいですね。これが上手くいけばモデルケースとして全国の学校に広がるきっかけになるのではないでしょうか。まずは、東京女子学院でいい結果がだせるようにみんなで協力してがんばりたいですね。
~学校全体の取り組みとして浸透させたいですね。
内藤 はい。特に中学生・高校生からビジョンの考え方がしっかり根づくようにしていけば、勉強、コミュニケーションやスポーツなど、全体的な能力に良い影響がでます。理想はクラス単位で週に一回ぐらいできると一番いいんですが、最初は難しいですよね。月一の取り組みから始め、徐々に学校の先生方にも覚えていただいて実施していただける体制作りをしていければと思います。
 今年の抱負とイプラスジム会員の皆様へのメッセージ
~それでは今年の内藤先生の目標をお聞かせいただけますか。
内藤 今年は、今まで伝えてきたビジョンの取り組みをよりもっとわかりやすく、いろいろな方に広く伝わるように引き続き本の出版やブログの活動を充実させたいと思います。まだまだみなさんにご紹介していないビジョンの取り組みなどがあるのでご紹介していきたいですね。
~さらに忙しくなりそうですね。イプラスジムの会員さんなどは、イベントなどでお会いする機会があると思います。会員の方々に向けてメッセージをお願いします。
内藤 今まで作ったプログラムを楽しんでいただいていると聞いてありがたく思っています。ジムのオーナーやトレーナーも一生懸命勉強していただいて取り組んでいますので、今後のプログラムもより強力になっていく予定です。期待してジムに通っていただければと思います。イプラスジムはこれからどんどん発展し、今後ますます注目されていくと思います。私も全力で協力、支援させていただきます。
 ビジョントレーニング集中セミナーの開催に向けて
~また今年も昨年に引き続き「ビジョントレーニング集中セミナー」を開催するにあたって一言お願いします。
内藤 ビジョントレーニング集中セミナーでは、始めての人にはじっくり理論を聞いていただきたいので、セミナーでは、どうしても理論の説明に時間を費やすんですね。しかし、今年のセミナーでは理論と実践のバランスを考えて講演していきたいと思っています。東京、大阪、福岡と1日づつですが、去年のセミナーより実践的なものを入れて体感をしていただき、アイデアを持ち帰っていただきたいですね。ゆくゆくは2日間のセミナーにできればと思っています。
~ビジョントレーニング集中セミナーにはどういった方に来ていただきたいですか。
内藤 もちろん全ての方ですが、子どもさんを持っておられる方、スポーツをされている方、それらの指導をされる方、あるいは、塾や学校の関係の方ですね。子どもたたちに関わる方にビジョンの重要性をわかっていただければ様々な効果が期待できます。また、作業療法士や鍼灸マッサージの方、体に関わることをされてらっしゃる方にオプトメトリストの考え方を知っていただくとそれぞれの持ち味を生かせ可能性が広がるのではないかと思います。
~今年も内藤先生の活動が楽しみです。
内藤 まだまだビジョントレーニングが浸透していない中で、理論を理解しトレーニングしていただいているイプラスジム会員のみなさんに感謝します。また、フェスタやセミナーでまだビジョントレーニングをあまりご存知でない、より多くの方々とお会いできるのを楽しみにしています。
~本日はお忙しいところどうもありがとうございました。2008年、ビジョントレーニング集中セミナーは大阪・東京・福岡で開催予定です。詳細は下記をご覧下さい。

ビジョントレーニング集中セミナー
大阪レクチャー[ 2008年 5月11日(日)]
東京レクチャー[ 2008年 5月25日(日)]
大阪レクチャー[ 2008年 6月8日(日)]
お申し込み・詳細ページはこちら

インタビュー 斉藤 義生

内藤貴雄

TV「世界一受けたい授業」に3度の講師出演
日本では数少ない米国公認オプトメトリスト

 この人をご紹介 松井 久 さん
今回は、大阪エリアでのイプラスジムの地域活動などでご協力いただいている大阪の老舗コミュニティペーパー『ザ・淀川』『ザ・おおさか』の編集長の南野 佳代子さんをお招きし「地域活動の重要性とイプラスジムが貢献できる今後のプラン」などについてお話を伺いました。
 「グローバル」から「ローカル」へ
~ 地域に関わったお仕事を多方面でしている南野さんですが、まずは自己紹介からお願いします。
南野 そうです。27歳で、今、升田が所属している三迫ジムに入門しました。
~1945年に大阪府堺市に生まれました。
南野 編集長になるまでの経緯を教えてください。
~編集長になるまでの経緯を教えてください。
南野 高校2年生のときに、小田実さんの『なんでもみてやろう』がベストセラーになったんです。それを読んで、大学に行くよりも世界を見たいと、ヨーロッパ・アメリカで3年半ほど暮らしました。アルバイトをしたり、ホームステイして語学学校へ行ったり、旅をしたりする中で、言葉はわからなくても映画や音楽など芸術には国境にはない、共感した人々を繋ぐ力があることを実感したので、帰国後、写真学校の2部(夜間)に入学。昼は、大阪PR協会で記者をさせていただきました。それまでは、興味の中心は外国だけだったんですが、「街道と町並み」や「山里の風土記」をテーマに取材することで、日本のすばらしさに気がつきました。昔の宿場町や山村などで伝統産業などに携わっている人々との交流を通して、心が温かくなるお仕事をさせていただきました。今はそういった風情が減ってきて寂しくなりました。
~そうですね。
南野 その頃、市民運動が盛んになり、参議院選に無所属で出馬するある女性を応援しようと集まった人たちがおもしろくて、夢中になりました。大学の先生、映画好き、演劇好き、新聞記者、離婚歴のある人など、今まで周りにいなかったタイプの人たちと出会い、PR協会を辞めて、自分たちの溜まり場のような店を作ったんです。めし屋兼、居酒屋兼、ミニギャラリーみたいな店で、いろんな市民運動のチラシを貼ったり、ミニコミ誌を委託販売したり、コンサートをしたり、詩の朗読会をしたり・・・。今の「ザ・淀川」「ザ・おおさか」同様、ゴッタ煮の味の場所でした。
~現在のカフェブームのさきがけですね。
南野 かもしれません。そんなにおしゃれじゃなかったけど(笑)。マスコミからも随分取材を受けました。2年ほど経ったときに、もう一度文章を書く仕事をしたいと思い始めたんですね。結婚を機に何かと便利そうな淀川区に住んだのをきっかけに、専門学校時代の友人などの協力を得て、新居のマンションを編集部にしてタウン誌を創刊しました。
~創刊はいつですか。
南野 1981年5月にタブロイド版数千部をフリーペーパーとして出版しました。取材をする、原稿を書く、広告を載せてもらうために営業に行く、印刷したものを運ぶ、一軒一軒ポスティングするなど、全て手作業、手探りで始めました。タウン誌の魅力は、街の情報を届けることによって、人と人がつながるところです。地道な活動ですが、今まで続いてきたのは、地域に根付いた情報が必要だったからだと思います。
 地域とそこで暮らす人々をみつめて
~今でこそ「地域密着」というのは当たり前のキーワードとして良く使われますが、南野さんが活動を始められた当時は今と状況はかなり違っていたように思います。現在の具体的な地域の活動を教えてください。
南野 いろんなことをチョコチョコしていますが、一昨年、知り合った大阪市職員の方から、地域との関わりについて相談を受けたんです。地域で活動している人や大学教授などが集まってシンポジウムが開かれ、私もパネラーになりました。市の職員さんは当初、何かイベントを1つすればいいという心積もりだったようですが、もっと継続的な関わり方をしてほしいと思ったので、商店街の空き店舗を利用してはどうかと提案しました。淀川区の三津屋商店街の理事長が若くて頭の柔らかい方で、この考えに賛同いただき、地域の人たちと市職員、アドバイスをお願いした大学教授などが一緒になって、どういったものを作るとみなさんに喜ばれるかと検討を重ね、閉まっていた和菓子屋さんを借りて「みつや交流亭」を開設しました。ここは、学校帰りの子どもたちが、自由に遊びに来られるような場所です。また、商店街にはお年寄りが気軽に寄れるお手洗いがないので、車椅子や人口膀胱を使用している方も利用できるトイレを真っ先に作りました。子ども、学生、若いママ、パパ、おばちゃん、お年寄りまで、どなたでも交流できる場にしていこうと奮闘中です。隣近所との関わりが少なくなってきた今、安心して生きていくために、地域の中で年齢を超えた交流がとても大事だと思います。
 イプラスジムの地域密着

~南野さんが長年地域密着でやってこられた経験をふまえて、イプラスジムの地域活動についてアドバイスをお願いします。

南野 イプラスジムは、子どもさんからシニアの方々までトレーニングをしておられるんですよね?孫とおじいちゃん、おばあちゃんが一緒に参加して楽しめるイベントの開催などどうでしょうか?
~なるほど。おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんに参加していただく機会と場所を提供するということですよね!
南野 そうです。私の周りをみても、親はとても忙しい。おじいちゃん、おばあちゃんは、余裕があるし元気な人が多いです。今の60代70代は、昔より10歳は若いでしょ?団塊世代がリタイアしてきていますが「若いものには負けへんでぇ」という気持ちが絶対にあると思うんです。私も思っていますから(笑)。元気なシニアとお孫さんという視点から考えると、おもしろいことができるような気がします。
~なるほど。
南野 地道なことでもいいんです。仕事の関係で年1回、郵便局が主催する、夏休みに子どもが作るアイデア貯金箱のコンクールの審査員をしていたんですが、とても人気がありたくさんの応募がありました。民営化により終了したので、がっかりしている子どももいると思います。大人でも「○○賞」などがあると応募意欲が高まりますよね。「NAMBAなんなんタウン」では「大阪弁川柳」を募集して、表彰していますが、おもしろく人気があります。イプラスジムなら、脳力開発の標語を募集する、イプラス文学賞を開催して、絵本のストーリーを考えもらうなどの仕掛けをやってみるといいんじゃないでしょうか。
~街の文化的な催しと共催するのもおもしろそうですね。
南野 そうですね。それと、男性で引きこもっている人がたくさんいると思うんです。女性は地域に顔見知りが多いですが、男の人は大半が会社人間なので、リタイアしても、彼のことを地域の人が知らないし、本人も地域の人を知らない。たとえ大学教授や会社の社長であったとしても、地域では、以前の肩書きは通用しません。そういう人たちをつなぐ場所としてイプラスジムが機能するといいですね。脳力開発のゲームがあると純粋に楽しいと思いますし、脳力開発を理解するきっかけ作りができるんではないでしょうか。
 大人から元気に
~南野さんの目標や今後の夢をお聞かせください。
南野 ずっと走り続けてきて、毎月のことで結構忙しいので、あまりゆっくりと考えたことがないのですが、間もなく「ザ・淀川」が創刊28年目になるので、今年の夏頃までに、これまでの歩みをまとめ、これからを考えるような本を出したいと思っています。創刊30年目になる2年先には65歳。気持ちはシックスティーンでも、体はシックスティなので(笑)編集長を若い人にバトンタッチしてもう少し、ゆっくり、じっくりの仕事をしたいし、40数年ぶりに、かつて生活したスウェーデンやイギリス、スペインなどを訪れて、世界の息吹きを感じたい。それと先ほどお話しした「みつや交流亭」のように、人々が交流し、元気や勇気がでてくる場所を他にも作れたらいいなと思います。あつかましいですね、たくさんある(笑)。
~『ザ・淀川』・『ザ・おおさか』のPRをお願いします。
南野 『ザ・淀川』・『ザ・おおさか』には、「今と昔と未来を結ぶ」書いています。今と昔と未来というのは、街の歴史をつなぐことと、子ども・若者・お年寄りを結ぶという意味を込めています。その視点から、時代の息吹を盛り込んだ新鮮な情報をこれからも届けていきたいですね。弱い立場の人、障害を持っている人、草の根的な国際交流をがんばっている人、大阪のいいところを探している人など、マスコミが見逃してしまうような情報や心温まる大阪の情報を載せ続けていきたいです。
 イプラスジムの可能性
~最後にイプラスジムでのトレーニングで目標達成をしようとしている方にメッセージをお願いします。
南野 「なりたい自分を手に入れる」というコピーがいいですね。イプラスジムのトレーニングを通して自分がどうなりたいかを考え、イプラスジムが、それぞれの人が可能性の花を咲かせる応援することはすばらしいと思います。まずは、大人が元気でなくちゃ!少々夫婦喧嘩をしても、おとうちゃんとおかあちゃんがんばっている姿を見ると、子どもは希望をもてるんです。世の中、いろいろな問題がありますが、だからこそ私たち大人は今改めて、自分の仕事や活動が、「子どもたちが希望をを持てる世の中に変えていくこと」につながっているのか・・・ちょっと大げさですが、この地球のすべての人と自然が共存し、平和に生き長らえることができる方向を目指しているのかどうかを、見直す必要があると思います。問題を解決できるかどうかを悩んでいるより、ささやかでも何か一歩、行動した方が自分の人生も豊かになると思います。イプラスジムは、そういった前向きに物事を考え、なりたい自分に気づくイベントや講演会などをたくさん開催してほしいと思います。情報提供などの協力は惜しみません。
~南野さんのお話を伺って、タウン誌発行、トレーニングの提供と立場は違いますが、「新しい時代のコミュニティ作りを目指す」という点は同じだと強く感じました。全力を挙げて全国各地での「元気な人、まちづくり」をともに進めていきたいと思います。ぜひ今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
南野 こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
~本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました
インタビュー 斉藤 義生
 ジムレポート イプラスジム高崎

こんにちは、イプラスジム高崎です。
当ジムは、平成3年に開校した七田チャイルドアカデミー高崎教室と併設という形で、平成18年「大人の為の脳力開発コース」としてスタートしました。ジムの特徴は、スタッフが皆、女性であること。そして、七田眞認定の西沢師範(全国でたった3名!)を筆頭に、全員が七田チャイルドアカデミーの講師も兼ねていることです。七田で培ってきた右脳開発・イメージトレーニング(メンタルトレーニング)が、ビジョントレーニングと融合した瞬間、「人間の脳力に限界はない」と、改めて実感しました。子供の脳力のすばらしさはもちろん、大人の脳力アップを目の当たりにし、驚愕と感動の毎日です。「胎教からシニアまで」をモットーに、女性ならではのきめ細やかな対応で、皆様をお待ちしております。是非、お出かけください。

イプラスジム高崎 スタッフ一同
 イプラスキャラバン

フリーライターはゆく! ゆっくりと 少しずつ・・

このコーナーは、ニュービジョンライターのEBAにまつわる旅の記録です。
イプラスキャラバン担当のフリーライター、モリスン大日です。全国のさまざまな場所に出没し、EBAにまつわるさまざまなトピックスをお伝えします
 夢を叶えるためのセミナーキャラバン
1月20日に東京都北区の北とぴあで開催された「夢を叶えるためのセミナー」に参加させていただきました。17Pのレポートにも掲載されていますが「熱気とパワー」の藤山守重さんと「理論と寛容」の志賀先生が行う、差し詰め「ルー・テーズとカール・ゴッチの最強タッグ」のようなセミナーでした。(例えが古くてわかりにくいという方。スミマセン。このお二人は伝説のプロレスラーです。差し詰めアントニオ猪木とジャイアント馬場の黄金タッグのような・・・)とにかく会場は笑いと熱気に包まれ、終了後も参加者の皆様が先生方といろんなお話をされておられました。中でも今回セミナーに参加されていたイプラスジム赤羽会員のプロボクサー花形ジムの池田光正さんと前号のニュービジョンでもインタビューさせていただいた三迫ボクシングジムの松井久トレーナーと藤山さんとの間で話は盛り上がり・・というわけで写真を撮らせていただきました。やはりボクシング関係者と藤山さんとの間には「熱気とパワー」という通奏低音が流れており、それは差し詰め王と長島の・・・(しつこい!)
 なにはともあれ大変「熱い」セミナーでした。
松井久さんと藤山さん。
どことなく二人は似ているような・・・
池田光正さんと藤山さん。
近々試合があるとのこと。応援してます!
 瞑想の森内観研修所キャラバン
1月21日に次号ニュービジョンの対談収録で栃木県さくら市喜連川の「瞑想の森内観研修所」にお邪魔しました。JR氏家駅から車で10分くらいで到着した「瞑想の森内観研修所」は文字通り、森の緑に囲まれた静かな場所でした。そこで研修施設や研修受講者の皆さんのために作られている野菜畑、森の奥にある池などを所長の清水康弘さんと奥様にくまなくご案内いただき、その後対談を収録させていただきました。カメラマンのT氏はそのロケーションの素晴らしさに「今日はカメラマンとして久しぶりに全力が尽くせそうです!」とのこと。「ぢゃ普段は尽くしてないんですな?」と突っ込みたい気持ちを抑えながら、なんともいえない素敵な時間を過ごさせていただきました。私は研修所の庭で眠っていた猫「チロちゃん」を見つけ、ことある毎に隙を見ては懐柔しようと、そばに近寄るも逃げられ、やっと立ち止まったと思いカメラを向けたらなんと・・清水所長、奥様。ありがとうございました。と合わせて失礼いたしました。「ウン」が良い私です。おあとがよろしいようで・・。
瞑想の森内観研修所のチロちゃん。
カメラを向けたら急にうんこしました。
清水所長と志賀先生。
光の差す森の中で・・
旅はつづいてゆく・・・
ライター
モリスン大日

自称「単なる、読書好き・映画好き・音楽好きのフリーライターもどき」
EBAの活動内容に賛同しボランティアで取材活動を続けている。
「ニュービジョンを週刊誌に!」という無謀な夢を抱く。かに座。O型。
座右の銘「猫はなんでも知っている」