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NEW VISION WEB版 vol.11
vol.11[掲載内容]
『会長からの手紙』
 イプラス脳力開発トレーニング協会 会長 志賀 一雅[ CLICK ]


『生命倫理からみた脳力開発トレーニング』
 対談 志賀 一雅 × 阪本 恭子[ CLICK ]


『先生に聞きたい!』児玉 学校長[ CLICK ]

『この人をご紹介』松井 久 さん

『全国のイプラスジムより』イプラスジム十三[ CLICK ]

『イプラスキャラバン』[ CLICK ]

 会長からの手紙
志賀一雅 ご挨拶日ごろジムの活動で会員さんから相談を受けることが多いと思います。人それぞれ悩みや問題を抱え、何とか解決したいと真剣です。それだけに私たちは迂闊な対応は慎まなければなりません。カウンセリングの基本を身につける必要があり、その意味で阪本先生に顧問をお願いしています。今回は阪本先生との対談が実現しました。
最近の報道では、ウツ傾向に悩む若いサラリーマンやOLが急増し、労災の申請もケガや過労死よりも精神的障害が激増しているそうです。これは、やり甲斐や生き甲斐を感じて毎日を過ごすことがないからです。そのような人たちが入会すれば、イプラスの脳力開発プログラムで解決できるはずですが、その前に相談を受けることになります。気の毒に思って同情したり、元気づけのために励ましたりしがちですが、それがいい結果をもたらすとは限りません。むしろ結果を悪くすることもありえます。ですから、トレーナーの皆さんもカウンセリング技法を身につけて欲しいのです。幸い私たちは阪本先生にご指導いただけますので、講習会や研究会には積極的に参加して勉強してください。ご自身やご家族のためにもなると思います。ところで私ごとですが今年の10月から電気通信大学の情報システム学大学院に入学し、脳の情報処理の仕組みを根本から勉強することにしました。シニアで大学や大学院に入学するケースは珍しくありませんが、若い学生さんから見ると違和感が強いことでしょう。それをわきまえて順応しようと思っています。授業も最新の情報ですから面白く意欲が湧き出てきます。頭が柔軟なときには授業をサボり、頭が固くなってから勉強したくなる。なんと皮肉なことかと思いながらワクワクしています。ゼミはことのほか厳しく、当番が発表しますが教授や准教授、助手からの専門的な論戦に対応できなければなりません。留学生への配慮から英語でのやり取りの必要もあります。そういった環境の中で、脳波やメンタルトレーニング、右脳開発をどう議論の場に出すか思案中です。ここで論破できれば成功です。大学ですからESPやPK、「気」などと言う表現はタブーです。それらの表現を使わずに同じ現象を説明する必要があります。前途多難ですが何とかできそうな気がしてワクワクしています。

イプラス脳力開発トレーニング協会 会長
志賀 一雅

 対談 志賀一雅 × 阪本恭子 「生活倫理から見た脳力開発トレーニング」
今回は、イプラスジムにおけるカウンセリングのご指導をいただいている阪本先生と志賀会長との対談です。阪本先生の声は、独特の雰囲気を漂わせており、とても穏やかな気持ちになります。その声を紙面ではお伝えできないのが残念ですが、先生が語ってくださった骨のあるお話をぎゅっと詰め込みましたのでお楽しみください。
 哲学と倫理学
志賀 日ごろはイプラスジムの活動をカウンセリングの立場からご指導いただきましてありがとうございます。
阪本 こちらこそありがとうございます。
志賀 かねがねお聞きしたかったのですが、先生は哲学を専攻されていたそうですね。
阪本 はい。御茶ノ水女子大学の哲学科を出ました。
志賀 哲学は、目に見えないものの本質を究めていくものですよね。現代のような結論を急いで求める社会にはあまりなじまない。答えが出ないような難問を一生懸命考える大変な学問でしょ? よほど頭がよくなければ務まらない、そのような学問を学ぼうと思われたきっかけはどういうことだったのですか?
阪本 ただ一つのことを飽きもせず、懲りもせずに扱ってきたといいますか・・・今、先生のおっしゃられたように、答えのないことを考えるというプロセスが好きなんです。
志賀 へぇ・・。その哲学科の中の倫理学を専攻されたとのことですが、倫理というのは人の行動規範を論じるものですよね。時代や地域によって倫理観が一八〇度違うじゃないですか。普遍を論ずる哲学とはかなりかけ離れているような気がしますが・・・。
阪本 人間は頭だけ、精神だけ、あるいは、身体だけでは生きていけない。つまり両方が合わさってこそ考えることができると思います。ですから、現実に即した倫理学と思考を重んじる哲学というのは、お互い離れているようでいて、実は一番近い学問ではないかと思うんです。
志賀 そういうものですか・・・。それから、ニーチェについてもだいぶ研究されたと伺いましたが。
阪本 はい。
志賀 そこで、この対談に備えてEBAの事務局長からニーチェが晩年に書いた『アンチクリスト』の現代語訳を拝借して、にわか勉強したんですが・・・この本、分かりやすくていい本ですね。これを読むとニーチェはキリスト教のやり方や考え方をものすごく批判していますよね。先生の所属されているノートルダム清心女子大学はキリスト教でしょ? ちなみに先生ご自身はクリスチャンですか?
阪本 はい。
志賀 それはびっくりですね。その大学で「ニーチェ論」も指導されている。いじめられないですか? 学生さんも戸惑うと思いますが・・・。
阪本 いえいえ、大学も心が大きいですから・・・。人や組織は、知人や内部からの健全な批判を排除していては腐ってしまいます。ニーチェは、腐りかけたキリスト教に向かって、強く関関心を寄せる者だけができる強烈な批判を行ったのではないでしょうか。
志賀 なるほど。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ということですね。批判を排除するのではなく、聞く耳を持つ、立ち止まり、考えるための問題提起をしたということですね。それにしても、辛らつに厳しい批判をしていますね。
 多様性を認める社会に
志賀 そのノートルダム清心女子大学で講師をされていますが、どのような講座で指導されているんですか?
阪本 人間生活学科で、人間関係学を教えています。
志賀 これまた複雑な現象を学問にするので大変でしょう? ファジーな対象ですからなかなか科学的な手法になじまない。でも現代社会において一番大切な問題かも知れませんね。昨今の悲惨な事件は人間関係のこじれが原因のようですから。
阪本 ええ。今一番関心があるのは親子関係です。
志賀 親が子を殺す。子が親を殺す。昔もなかったわけではないですが極めてまれで、こんなに頻発はしませんでしたよね。かつて学級崩壊が問題になりましたが、今や家庭崩壊が深刻な問題ですね。
阪本 そうですね。親子関係は反省による修復が難しい関係だと思います。反省したときには、子どもにある程度の影響を与えてしまっています。子どもの教育というのは、学習、即実践が大事なのではないでしょうか。授業では、実際にあった児童虐待のケースを紹介して、母親の状況、例えば、ストレスの有無などの背景を検証し、それがどのように事件に関わり発展したか、いかに対処すればよいかなどを学生たちに考えてもらっています。
志賀 なるほど。母親になる前の学生時代からそうした事実を知り、疑似体験をすることは大切ですね。しかし、今は結婚しない女性の割合がどんどん増えていますし、結婚してもすぐに別れてしまう。それから子どもへの虐待も多く、かなり残酷さを増していますね。子供は子供でコミュニケーションがうまくいかず引きこもってしまう。これはニーチェが一〇〇年後の社会を予言した通りになっていますよね。
阪本 そうですね。ニーチェは、キリスト教の価値観は一元主義で、善か悪の一つしかないと指摘していまいます。自分がよかれと思うことが、いろいろな人と調和していることが望ましいのですが、なかなか難しいですね。人と同じでなくてもよい、違って当たり前だということを自分自身で判断できる強さを持っていれば、揺らぐことも、人と争うことや引け目を感じることもないと思うんです。多様性を認めたうえで自分の価値観に自信を持つことが大事なのではないでしょうか。
志賀 昔は兄弟が多くて、兄さんは勝手なことをする、妹はわがままでやかましい、その中で自分がどう行動したらいいか無意識ながら争わない知恵を身につけてきた。食べ物の奪い合いとか殴り合いをして痛い目に会う体験から、人を殴らない方がいいという暗黙の学習をする中で多様性を身につけてきましたよね。ところが一人っ子だとそういう学習のチャンスがない。隣の子とけんかすると親が出てくるような社会構造だと、争いを避ける人間関係を身につけるチャンスがないですね。
阪本 そうですね。子供が小さいうちから、親をはじめ、周りの大人が本当の痛さとか辛さ、あるいは、本物の美しさに触れる機会を与えることが大事だと思います。これは学校だけではなくて、家庭や地域など、どこでもできるといいですね。また、自分に適切なものを自ら選択する力というのは、ほっておくとなかなか育たないものです。規範に従うことが必要な時期が誰にでもあります。そのときに一元的な価値観を押し付けて、子供からの反発をすぐに受け止めて逃避させるのはよくないと思います。例えば、学校が嫌となったとき、親がすぐに転校させるのではなくて、ある程度は我慢させ、その我慢が、爆発する前にそこから解放することが大事です。こういった自分自身の価値観を持つためのプロセスの構築を、本人はもちろん、保護者など周りの大人も理解していることが必要だと思います。
志賀 るほど。七田眞先生の七田式教育法が実践できる「七田チャイルドアカデミー」では、幼児に多くの体験をさせて、特に自然に触れることで、自然のすばらしさを体験的に味わせ身につけると感性が豊かになるそうです。しかし、それが社会全体に受け入れられているかというと、ごく一部の活動になっています。これが幼稚園や小学校の低学年に浸透すればいいのですが、まだそこまでいってないんですね。
阪本 そうでしょうね。ニーチェがキリスト教的な環境で生まれましたが、そこには批判者を内部から生み出すだけの厚みがあるからだと思うんですね。日本も、どんな人でも受け入れられるような文化や社会の厚み、暗さも含めた俯瞰をもった社会になればいいなと思います。どのような弱者や少数者も排除しない社会、どんな状況の子どもでも特別視しない、そういった環境を作るための教育プログラムを、日本も取り入れてほしいと思います。
志賀 人は本能的に安心・安全を求める。同じ考えの人だけを集め、反対の意見を持つ人は排除する。そうすれば個人的にも組織的にも安心していられる。でも結果は皮肉にも安全でない状態になってしまう。独裁組織がいい例ですよね。
 幸せになる第一歩とは
志賀 話は変わりますが、私たちはいまイプラスジムで脳力開発トレーニングをしていて、その目的は自己実現、つまり目標達成や願望実現を目指すわけですが、言い方を変えると欲望の追求でもあって、私利私欲に走りかねない危険性をはらんでいます。個人の倫理観が歯止めになっていますが、目標達成と我欲とのどこにボーダーラインを引いたらいいのか迷うことがあります。社会倫理の立場ではどういう風にお考えですか。
阪本 目標を設けても途中で変えなければいけないときに、社会の場合ですと目標を動かすのは難しいですが、個人の場合は、それを変えていく、あるいは、公共の目標と離れてもいいという価値観、多様性がこれからは必要だと思います。ですが、本来は、個人と社会の目標は一致していないと平和にはならないですよね。
志賀 個人と社会との融合がうまくコントロールできず、個人の利する方向へどんどん走ると、いま問題の社保庁のようなことが起きる。社会は滅茶苦茶な状態になっているけれど、そこに勤める個人は仕事が楽で幸せを感じている。福祉関係の仕事も、理念は社会に役立つことを目指しているのに、実際は補助金を目当にした利益の追求で個人の欲がからんでいる。このような個人と社会とのずれを調整するのが政治でしょうが、それが強いと社会主義になり、弱いと自由放任。今の世の中は経済成長が優先でしょ? 経済が豊かになれば、そのゆとりで格差も是正できるし福祉へも手が回る。だから皆が経済成長を望む。ところが、経済成長はあくまでも手段で目的は皆の幸せなのに、いつの間にか経済成長が目的になってしまい合理主義や成果主義が幅を利かす。あげくの果てに社会倫理を無視して産地や賞味期限をごまかし、粉飾決算をする。成長を目的にすれば当然の結果ですよね。当事者を含め、誰も幸せになっていない。何かよい方法はないものでしょうか?
阪本 ニーチェに「大いなる利己主義」という言葉があります。それは、個人の利己主義とは違って、自分はある社会なり組織の一員であり、もっというと歯車であるということを自覚した上で追求すべき利己主義です。つまり大いなる利己主義は、自分は社会の一員であるという自覚があって初めて許される利己主義です。そうして個々人がそれぞれの利己主義を追求していけば、社会の大きな目標は達成されるとニーチェは考えたようです。しかし、今は個人が社会の歯車であると自覚する人も少なく、大いなる利己主義を唱えるほどの国家やイデオロギーもありません。個人の利己主義を追求すると、社会は、ばらばらになっていかざるを得ない運命なのかなと思います。この構造が社会の中でひずみとして表れているのではないでしょうか。
志賀 イプラスジムでは、自分の目標達成をイメージするとき、家族や友人、職場の仲間たちも一緒に喜んでいるシーンを描きます。自分だけが喜ぶのではなく、回りの人にも喜びがもたらされることが大切だと考えていますが、ニーチェの大いなる利己主義の考え方と似ていますね。
阪本 キリスト教には、利他主義という考え方があります。「汝の隣人を愛せよ」という言葉のように、自分よりもまず人のことを慮って、人のために奉仕することです。しかし、ニーチェは、それは偽善だと言うんですね。
志賀 脳の構造から考えますと、まず自らの喜びを求めて行動するようになっているので、ニーチェの言うように利他主義は偽善になります。自分がOKで、さらに自分の世界を家族や友人、そして職場の仲間さらに日本や世界がOKという風に広げていく、まずは自分が健康で満足できないとだめなんですね。
阪本 確かにそうですね。まずは、自分というものがないとだめですね。大いなる利己主義というのは、ある意味、利己主義も利他主義もひっくるめて結局すべてを満足して受け入れていこうという思想だと思います。
志賀 なるほど。人のために何かをすることは素晴しいのですが、その前に人に迷惑をかけないことが前提ですよね。よく感謝の心が大切、何事も感謝しましょう、と言われますが、自分の喜びと満足感が高まれば、自然に感謝の気持ちが湧き出てきますよね。だから「よかった!ありがとう!」の呼吸を大切にしたいと思うんです。
 カウンセリングを通して
志賀 ところで、阪本先生がイプラスジムに関心を持たれたきっかけをお聞かせください。
阪本 脳の力を開発し、研究するということに惹かれ、実はトレーナーを募集していたときに応募したんです(笑)。
志賀 スタッフ達の話しでは、阪本先生のような経歴をお持ちの方がトレーナーに応募されて来られたのでびっくりしたそうですよ(笑)。
阪本 (笑)。 でも・・・ 不合格でした(笑)。
志賀 いえいえ、トレーナーとしてではなく、顧問になっていただきたかったのですよ。実はイプラスジムのトレーナーが会員さんからいろいろ相談を受け、イプラスのプログラムで解決できることと、それではカバーできない問題がありますね。アドバイスするときに、同情して良い場合と同情してはいけないこと、本人なりに頑張っているのに、下手に励ましてもだめという場合がありますよね。こういうカウンセリングの基本、やってはいけないこと、やった方がいいことを学ばないといけないと強く感じていたんです。私たちにはカウンセリングの技法を知らず困っていたときだったので、渡りに船と言っては失礼ですが、阪本先生とのご縁ができて大助かりでした。
阪本 EBAの事務局長のご提案でカウンセリングという部門を設けていただき本当にありがたく思いました。私のカウンセリングの究極の目標は、カウンセラーという専門職が世の中にいなくなることです。日本中が一億総カウンセラーでいっぱいになって、横の人、あるいは身内が語りかけ、そこで問題が解決できる開放的な環境を作ることです。そうした思いをベースにトレーナーのみなさんにカウンセリングのノウハウをお伝えしていきたいと思います。
志賀 現在の私どものやっている活動をご覧になって、疑問や気になるところなどありませんか?
阪本 全くないです。志賀先生のお話を聞き、脳はいろいろな可能性を持っているということを目の当たりにしました。また、ビジョントレーニングで感じた目の力というのは、私が今まで抽象的に考えていた価値観を多様化するには、目を鍛えることも必要なんだということも知りました。理論と実践がこういう形で結びつくのだということを改めて体験させていただき思考が広がりました。
志賀 全国のトレーナーは年齢の若い方が多いので、脳力開発のいろいろな技法を伝えるというトレーナーの仕事は充分こなしてくれているのですが、カウンセリングの部分では悩むこともあると聞いています。今後もご指導いただき、さらに脳力開発トレーニングを広めていく活動をご支援ください。今日はどうもありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
阪本 こちらこそどうぞよろしくお願いします。
 対談 雑感
志賀 阪本先生とはこれまで何回もお目にかかり、いろいろ話をするにつれ、その穏やかな人柄に親しさを感じるのですが、実はものすごい才女ですから、心の奥底まで見抜かれてしまいそうな怖さを感じながらの対談でした。以前に船橋情報ビジネス専門学校の鳥居先生との対談のときニート問題でニーチェのことに触れたのですが、阪本先生がニーチェに詳しいと知って話題にしたくなりました。
ニーチェは、ヨーロッパの産業革命による経済成長と、キリスト教的価値観や倫理観に対してニヒルな批判をしながら100年後の社会を予言し、いままさにニーチェの突きつけた「ニヒリズム」の社会になっているようように思えます。現代の人間像を見ると、冷笑主義(シニシズム)で、世の中の出来事を冷ややかに批判し、建設的な活動に参加しない人たち。そして快楽主義(ヘドニズム)で、市場経済をずる賢く操り、利益をかき集めて豪邸や装飾品で身を飾るセレブたち。さらに熱狂主義(ファナティシズム)。さしたる深い根拠も感動も無いはずなのに熱狂する人。ある種の新興宗教や韓流ブーム。スポーツや音楽に熱狂する人たち。私たちは多かれ少なかれこれら3つを兼ね備え、可能な範囲で満喫して幸せ感を味わっています。でも果たしてそれが本当の幸せなのか、時には立ち止まって考えるのもいいですよね。
 先生に聞きたい! 第3回 酒井  学校長編
今回は東京女子学院の酒井学校長をお招きし、学校教育や環境問題に関するお話をお伺いしました。
 自然とともに
~ご無沙汰しております。本日は久しぶりに学校にお伺いさせていただいておりますが、以前とは違って校舎を覆う緑が眼に飛び込んできました。素晴らしいですね。
酒井 ありがとうございます。これは緑のカーテンと言って先人の知恵を拝借したものなんです。昔は夏の過ごし方として、よしずを立て掛けて、建物に日差しがあたらないように工夫したり、打ち水などをしていましたね。校舎の壁面につる植物をはわせているのはよしずの代わりで、植物の水分が周りの熱を奪って蒸発することで、打ち水と同じ効果があるんです。こういった試みは、一部の学校でも取り組んでおられます。そのデータを拝見すると、場所や周りの条件にもよりますが、5~8度ぐらいは温度が下がるという結果が出ています。
~5~8度というと冷房をつけたときの外気温との差と同じですよね。こういった環境で過ごすと、生徒さんは自然に対する考え方を学ぶきっかけになるんじゃないでしょうか。
酒井 そうですね。地球環境の問題はもちろんですけれども、人間も動物の1種という認識が必要ではないでしょうか?人間だけ暮し易いということは、他の動植物にとってマイナス要素が多いということです。私たち人間は、他の動植物と共生していることを忘れてはいけません。先人たちは知英を出し合い、創意工夫し、自然現象を活用して、地球環境を維持してきました。人間は対応能力があり、暑いときには先ほどお話したように打ち水をする、寒いときは手をこすって摩擦熱で温めるなど自然と共生して生活することができます。現在のように科学技術の発達により、自然を無視して1年中同じ気温で生活することに疑問を感じています。
~空調のお陰で、近頃は四季を感じることが確かに少ないですね。
酒井 そうですね。春夏秋冬四季の変化によって、脳に刺激が与えられ活性化され、また自然と共に生きることで人間の知性、感性を育てて能力開発ができると聞いております。
~そうですね。志賀先生もおっしゃっていますが、テレビなどのバーチャルできれいなものをみるより、自然に触れてそこから受ける刺激が脳にとって一番良いと言われています。そういう意味では、文明の発達と人間の脳の退化は隣り合わせという気がします。
 脳力開発トレーニングを学校教育に取り入れて
~今年の1学期からメンタルトレーニングを朝礼と終礼で実施していただいているんですが、どういった様子ですか?
酒井 メンタルトレーニングや瞑想のときは、学校が水を打ったようにシーンとなります。私たちは井の中の蛙でわからないんですが、ご来校くださる方々から学校の雰囲気が一味違うといわれますね。1日のわずかな時間でも静かに考える時間があるということは大切なことだと思います。
~中には「メンタルトレーニングなんかしたくない!」という生徒さんなどはおられませんでしたか(笑)
酒井 (笑)我が校は、もともと朝礼などで瞑想や詩歌を吟ずることを創立以来行っていましたから、ごく自然に抵抗なく受け入れられました。
~以前からの活動と先生方の指導による部分が大きいんでしょうね。それでは今年よりメンタルトレーニングを指導された学校の先生方ですが、何かご苦労された点などございませんでしたか?
酒井 私は人には在り余る潜在能力があって、それを引き出すために現在、弦楽器の演奏をはじめ礼法、華道、新しい英語教育など様々な取り組みを行っております。そのためか生徒・教職員共にメンタルトレーニングを導入することに対して、今のところ問題なく実践しています。
~なるほど。そういったベースがあったので、スムーズに受け入れていただけたんですね。
酒井 はい。無限の素晴らしい能力を誰しも持っていることを常日頃から折にふれて話題にしておりますし、生徒もそれは感じ取っていると思います。例えば、中学生全員が弦楽器演奏に挑戦していますが、入学まで一度も触ったことがなかった生徒が1年経つと合奏することができます。それは指導者、生徒の努力もありますが、自分の能力が無限にあることを実証している具体例ではないでしょうか。頭で考えるだけでなく、実際に体験しないと人間はなかなか身につかないですからね。
~そうですね。経験が一番大きな財産になりますね。それではTJGの皆さんにとっての次のステップについてはどのようにお考えですか。
酒井 脳力開発について可能性のある要素は、どんどん取り入れていきます。例えばビジョントレーニングです。導入するためこの夏教職員に対する実習を含めた研修を行いました。内藤先生もTVや著書などでおっしゃっておられましたが携帯電話、パソコン、テレビ等の小さな画面ばかり見ていると、視野が狭くなって正常に機能しにくくなることもあるそうですから、早速取り掛からなければなりません。
~確かに、文明の発達にともなって、人間の視覚機能もかなり変化していると聞きます。また、発達段階である子どものときに体を使って遊ぶ、外で走り回るということは必須で、その機会、時間が少ないと後々ビジョンを上手く使えないというケースも多々あるようです。内藤先生ともお話ししていたんですが、目を上手く使えないお子さんを発見するために、学校の身体測定の一部としてビジョン(視覚機能)をチェックできるしくみができればと話していたんです。
酒井 そうですね。先日私もビジョントレーニングを体験させていただきましたけれども、眼の機能を十分活用することの重要性を知ることができました。誰でも簡単に取り入れられますし、時間がかかるものではありませんから、授業の始まりなどいろいろな場面で活用できます。人間の持っているあらゆる機能をフルに使えるようになることが脳力開発の基本ですから、ビジョントレーニングを学校教育に導入することが必要ですね。
 これからの教育について

~今後どういった学校づくりに取り組んでいかれる予定ですか?

酒井 私はやはり感性即ち右脳を磨くことが大事だと考えています。現在本校で実施している弦楽器をはじめとする特設教科以外にも感性を育てる手段があると思われます。今後とも研究を重ね、人それぞれが持っている能力を引き出す方法をこれからも取り入れていきます。人間の潜在能力は無限にあると信じています。それをどう引き出すことができるかが、我が校の課題でもあり、日本の教育界の課題、人間形成の課題でもあると考えています。それには、少なくとも中学高校までに、基礎をきちんと学んで身に付けることです。ケーキでいえば、スポンジのところを充実させておけば、その上にどんなデコレーションをしても崩れないですよね。基礎基本の部分をもっと充実させていきたいと考えています。みなさんの知恵をお借りして、次代を担う青少年の育成に邁進してまいります。また、学校での数学、理科、社会、体育など各教科指導にあたり改善が必要だと考えています。というのは、今子どもたちは、数学は他教科と関係なく独立しているものと思っていますが、そんなことはありません。どの学問も他の分野とオーバーラップしているんですね。例えば、数学が嫌いで音楽が好きな子もいますし、数学は好きだけれども音楽は苦手と言う子もいるわけです。しかし、音楽と数学はかなり関連があるんですよ。そういった関連性のなさそうな教科がお互いに関連していることを知ることで、子どもたちがもっと総合的な考え方を持てるようになり興味関心も深まります。
~目からウロコが落ちるお話ですね。教科のカテゴリー分けをしているのは、あくまで便宜上であるということですよね。そうすると、受ける側がカテゴリー分けしてある中でしか考えられないというのはとてももったいない事ですね。
酒井 そそうなんです。例えば、国語の教材として取り上げられている作品の作者の全体像をつかんでいないと文章では表現できない部分を知ることはできません。
~「行間を読む」という表現がございますが。
酒井 そうですね。行間を読むには、読む人の教養の深さによって見えるものが違ってきますね。各教科の内容には、政治、経済、歴史、生活文化、科学技術、スポーツ等の分野が多かれ少なかれ含まれています。従って指導する教員の資質によって、生徒の受け止め方や理解の度合いも違ってくるのではないでしょうか。
~本質を考えると興味をもっていることに繋がるということですね。そうやって勉強の奥行きや繋がりを理解すると取り組み方が変わるのでしょうね。
酒井 そうなんです。今は、観察眼が大分欠けています。特に都会化されているところにいますと、自然と接する機会が少ないので観察眼が育ちません。じっくり時間をかけて、観察する習慣が身に付いていないからです。
~「何事も一定の角度からしか見えていない」という風潮は感じますね。
酒井 そうですね。植物を育てるのは、人間を育てるのと同じだと昔から言われています。やはり、見えない土の養分やその植物に適した土壌でないと育たないわけです。同じ土でも吸い取れる養分がそれぞれに違うわけですよね。そこをきちんと判断できるような環境づくりが大事だと思っています。
~それには、酒井先生のおっしゃるように感性が重要になってくるんでしょうね。
 東京女子学院の魅力
~TJGの生徒の皆さんに学んでほしいこと、伝えたいことなどをお聞かせください。
酒井 常に物事に興味関心を持つことです。興味、関心を持たなければ、何を習っても身につきません。人間は考えることができるという他の動物にはない特性を認識してほしいですね。それに加えて、素直な心、現状に満足しないで高いものを求め続ける向上心、一人で生きているわけではないのですから、みなさんに対する感謝の気持ちを含めた思いやりの心、そして人間社会は我慢できないと成り立ちませんから忍耐心が必要です。この4つの要素を常に磨き育むために、我が校の年間行事には、多くの体験学習が組み込まれています。今後とも感性と知性をバランスよく使えるプログラムを実践してまいります。
~学校の伝統を守りつつ、新しいことにもチャレンジしていく酒井先生の理念とTJGのプロジェクトなどについて改めて興味深いお話を聞かせていただきました。これからの日本の教育に必要な新しい取り組みを実践するTJGを、さらに多くの人にお伝えしたいと思いました。今後も引き続き脳力開発トレーニングでサポートさせていただきたいと思います。
酒井 学校の伝統を守りつつ、新しいことにもチャレンジしていく酒井先生の理念とTJGのプロジェクトなどについて改めて興味深いお話を聞かせていただきました。これからの日本の教育に必要な新しい取り組みを実践するTJGを、さらに多くの人にお伝えしたいと思いました。今後も引き続き脳力開発トレーニングでサポートさせていただきたいと思います。
~こちらこそよろしくお願いいたします(笑)本日はありがとうござました。
インタビュー 斉藤 義生

東京女子学院 インフォメーション

感性と論理性
創造性のある
女性を育てる

「健全なる社会を構成する基礎は健全なる家庭にあり、その家庭を作るのは女性の人となりに在り、理想の女性育成の重要性がここにある」との理念のもとに昭和11年(1936年)、前理事長 酒井 堯(たかし)が自身の体験を通して、女子教育の必要性を痛感し、本学の前進「芙蓉女学校」を創立しました。  社会の多様なニーズと高度化を受けて、教育内容の充実、教授法の改善が叫ばれています。本学院では率先して、教育内容の見なおしと「分かる授業、充実した授業、実力のつく授業」の実践に向けて、教授法の改良を継続的に行っております。  東京女子学院の教育は、生徒の可能性を左脳、右脳を駆使することにより最大限生かし、大きな夢の実現を図るのが基本姿勢です。私は理事長、校長として、創立者の建学の精神に沿って、夢を実現したいと念じています。
 この人をご紹介 松井 久 さん
2005年12月にボクサーを引退した第25代東洋太平洋L-フライ級チャンピオン升田貴久選手。今年、もう一度ボクシングで世界一を目指し、升田選手にとって最強のボクシングトレーナーである松井トレーナーとタッグを組み、挑戦することになりました。2007年12月10日に復帰戦を行うにあたって、松井トレーナーにボクシングのこと、イプラスのトレーニングの事などについてお話をお伺いしました。
 ボクサーからトレーナーへ
~ さっそくですが、松井トレーナーは、ボクサーだったんですよね。
松井 そうです。27歳で、今、升田が所属している三迫ジムに入門しました。
~なぜ三迫ジムだったんですか。
松井 たまたま入門のときに三迫ジムの近所に住んでいたからなんですけど・・・実は、中学生のときに三迫ジムのボクシングの通信教育を受けていたんです。それで近いし、三迫ジムなら行ってみようと。それまでスポーツをちゃんとしたことがなかったですし、27歳でしたから、プロテストにはなんとか受かろうという思いで、入門したんですけどね。
~中学時代の夢に挑戦したんですね。
松井 そうですね。一応プロデビューしたんですが、2戦したところで内臓を壊して、すぐに引退したんです。でも、ボクシングにまだやり残したことがあると思ったんで、トレーナーを始めました。教え子も伸びてくれて楽しかったですね。升田が東洋太平洋Lフライ級タイトルを獲ってくれましたし、この時は達成感がありました。
 二つのトレーニングを融合して
~イプラスジムについては、升田選手が参加したイベントをきっかけに知ったということですが、最初に聞かれたときどんな印象をもたれました?
松井 ボクシングの世界は未だに、『あしたのジョー』の世界なんですよ。
根性でやりきれ という部分は、ある意味大事なんですけれど、もっと効率よいことがあるのではないかと思っていたので、イプラスのトレーニングに抵抗はなかったです。実践できるジムがあるのであれば、ぜひ挑戦してほしいと大賛成でした。

~松井トレーナーは、現在もイプラスの会員として、脳力開発トレーニングを続けてくださっていますね。

松井 はい。升田が引退したとき、トレーナーを辞めたんですが、イプラスのトレーニングは、本業の仕事、普段の生活でも活用できますし、自分にとってキャリアアップする方法の1つと考えて続けていますね。あと、未知の世界でおもしろそうだというのと、指導いただいているトレーナーさんの人柄もありますね。
~以前から興味があったんですか。
松井 競艇選手など他業種の人と交わることが多かったんですね。そういう自分の体一つで戦う人の話を聞いていると、自分自身をいろんな角度から見て磨くことが大切だと実感していたので、興味はありました。
~ボクシングトレーナーとして、イプラスジムのトレーニングはどんな印象ですか。
松井 イプラスのトレーニングは、考え方の切り替えや、自分のモチベーションを持続させたり更に高めたりすることができるので、ボクシングのトレーニングでも効果的ですね。特に練習に集中させる言葉がけは、すごく役に立っていますよ。この部分を伸ばしたいという気持ちで指導するのと、ただ単に説明だけするのとでは、全く効果が違いますね。今は、イプラスで習得したことをトレーナー業でも、どのように活かすかを試行錯誤しながらやっています。
 仲間とともに
~松井トレーナーにとって升田選手というボクサーはどういう人ですか。
松井 復帰の話をもらい、升田だからもう一度トレーナーを引き受けたんで
です。だから、もし升田が野球をやりいから野球チーム作りましょうよ、といったら、作ったと思うし、サッカーならそれもしたと思います。僕にとって升田は、そんな存在ですね。
~男同士の絆があるんですね。再出発をしたわけですが、試合に備えていかがですか。
松井 練習をしているときは苦しいこともたくさんあります。全てが終わって、仲間とあの時は楽しかったという話ができるよう後悔しないプランを立てています。今回は、升田の担当トレーナーさんにセコンドに入ってもらうことにしたんです。イプラスのトレーニングが試合のときに大事ということもありますが、志が一緒の人とチームを組みたくてお願いしました。それと独断と偏見ですが、脳力開発トレーニングはまだ市民権を得てないじゃないですか。
~そうですね。
松井 升田が世界チャンピオンになることで、イプラスのトレーニングの知名度をあげたいですね。どんな世界でも、頂点の人の言動は注目されますから、脳力開発トレーニングが当たり前のことになる起爆剤になればいいなと思っています。
~今後のボクシングにおける目標をお願いします。
松井 まず勝つことですね。
~勝てそうですか?
松井

どうだろう(笑)。

~(笑)。
松井 本当は、勝つことよりまず、体のことが第一。負けない体、精神を升田やトレーナーさんを含めた仲間「チーム升田」と作り、一緒に世界に挑戦します
 メッセージ
~イプラスジムに通っておられるみなさんへ、松井トレーナーからメッセージをお願いします。
松井 脳力開発トレーニングは、やらないよりは、絶対やったほうがいいと思うんですね。やって嫌だったら止めればいいわけですし。サラリーマン、主婦、フリーター、学生、それこそ総理大臣(笑)、どの分野においても、このトレーニングは使えると思うんですよ。同じ内容の仕事をやるんだったら、モチベーションを高くキープして、楽しく仕事するほうがいいですよね。そういうことのヒントがたくさんトレーニングには詰まっていると思います。
~そうですね。一度体験してもらうというのは、重要なポイントですね。
松井 29歳でプロボクサーデビューしたこと、トレーナーとしてタイトルを獲れたこと、それ以外でも、若い頃バンドで活躍したこと、その後解散しても、憧れのミュージシャンのバックで音楽の仕事を続けられたことなど、僕はやりたいと思ったことを実現しているんですよね。だから、漠然とでもやりたいことを思い描くことが大事だと思います。
~満足を先取りしたら、現実がそちらに向かっていくと志賀先生はおっしゃっていますからね。
松井 本当にそうですよ。お金も地位もない僕が、人に恵まれて、「やりたいこと」を現実に変えてきました。周りがそう動いてくれるんです。どんな人でもなりたい自分を手に入れることができると思うので、自分の夢に向かって、脳力開発トレーニングを活用して羽ばたいてほしいですね。
~升田選手と松井トレーナーが世界を目指し再挑戦することは、勇気づけられたり、モチベーションが上がる人がたくさんいると思います。まずは12月10日の復帰戦を楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。
 ジムレポート イプラスジム十三

 皆さま こんにちは! イプラスジム十三です。
大阪で『十三』と聞くと、夜の飲み屋街をイメージする方が多いと思いますが、当ジムはその辺りとは少し離れて、淀川警察署の隣に位置しております。
 2005年12月に淀川クリニック(心療内科・内科・リハビリ科)に併設という形で、設立し、もうすぐ2年になります。
 クリニックの山本院長が、脳を活性化させるイプラスのトレーニングが、患者さんをふくめすべての方に効果的な内容であるということでジム設立の運びとなりました。
 会員のみなさんは、それぞれ素晴らしい個性をもっていらっしゃいますので、潜在脳を活性化させることによって、さらにご自分の可能性を広げていってくださるよう、いくらかでもお手伝いできたらとスタッフ一同心をひとつにしておりますが、実はしっかり会員さんに優しく見守られながら育てていただいていることを実感しております。
イプラスを通じて多くの人に出会わせていただいて、本当に感謝です。
 目標達成して卒業された方たちも、ずっとイプラスをホームグランドとしていただけるようなジムを目指していきたいと思っていますので、みなさまどうぞよろしくお願いします。

イプラスジム十三
 イプラスキャラバン

フリーライターはゆく! ゆっくりと 少しずつ・・

イプラスキャラバン担当のフリーライター、モリスン大日です。全国のさまざまな場所に出没し、EBAにまつわるさまざまなトピックスをお伝え・・
の予定でしたが今回は、現在イプラスジムのトレーナーとして勤務し、ジムや専門学校での指導をしている元OPBF東洋太平洋ライトフライ級チャンピオン升田貴久がプロボクサーとして復帰する運びとなり急遽特集を組ませていただきます。
 緊急特集!升田貴久復帰戦!
12月10日 会場後楽園ホールにて

開場時間17:00
開始時間18:00

イプラストレーナーとしてプロボクシングに復帰する升田貴久をみなさん応援よろしくお願いします!

試合結果:判定勝ちで復帰を飾りました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。

ライター
モリスン大日

自称「単なる、読書好き・映画好き・音楽好きのフリーライターもどき」
EBAの活動内容に賛同しボランティアで取材活動を続けている。
「ニュービジョンを週刊誌に!」という無謀な夢を抱く。かに座。O型。
座右の銘「猫はなんでも知っている」