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NEW VISION WEB版 vol.06
vol.6[掲載内容]
『理事長からの手紙』
 イプラス脳力開発トレーニング協会 会長 志賀 一雅[ CLICK ]


『脳力(右脳) 開発における大人と子供の違いとは?』
 対談 志賀 一雅 × 田上 康二[ CLICK ]


『イプラス実践の記録』
 騎手対談編 志賀一雅 × 和田竜二騎手[ CLICK ]


『自分を知り世界を知るビジョントレーニング』
 米国公認オプトメトリスト 内藤 貴雄 連載 第二回[ CLICK ]


『全国のイプラスジムより』イプラスジム本部(大阪市阿倍野区)[ CLICK ]

『イプラス体験記』[ CLICK ]

 理事長からの手紙
 前回の『会長からの手紙』は4号と重複してしまいましたね。編集のミスでお恥ずかしい次第です。5号と6号の原稿をまとめることにしましょう。
 5号では東京女子学院中学・高等学校の酒井校長先生と対談しました。先生は東京女子学院の理事長を兼務さ志賀一雅 ご挨拶れ、教育現場の代表でもあり学院を経営する責任者でもありますから、両立し難い難問の舵取りをされておられます。
 「若者の全人教育として大きな夢をもたせ、さまざまな体験の積み重ねによって夢の実現を図る。自らの創意工夫で苦労を乗り越えた喜びを体験させる。成功法を教えれば簡単だが、そこに喜びの体験がない。一見無駄なように思われる体験が大切なのです」と力説される先生のお顔からは情熱が溢れ出ていました。
 しかし、一方では進学指導や就職指導など社会の要請に応えなければ学校経営が成り立たない。この大きなディレンマの狭間にあって、酒井先生は、私たちのイプラス脳力開発トレーニングでのプログラムに関心を寄せていただいています。
 現実の問題を合理的に解決しようとすると左脳偏重となり、喜びの体験が希薄になる。それではいい教育ができない。先生は、「左脳重視は私学教育の危機!」とまで言い切っておられます。「右脳教育で潜在能力を引き出そう。右脳教育こそ社会の要請であり、私学教育の特色を発揮する」とお考えのようです。
 脳の働きから考えますと、喜びと満足が意欲の源泉であり、満足感が深まると、自然に感謝の気持ちが湧き出てくる。その結果として、心と体は癒され、疲れやストレスが解消されるのです。
 ところで、今年の〈 いきいき脳フェスタ 〉は、この東京女子学院の施設を使わせていただくことになりました。
 先日、東京女子学院の中高生によるガラコンサートに招待され訪問しましたが、何よりも驚いたのは、ピカピカに光輝いている木造の廊下。おそらく生徒さんたちが磨いたのでしょう。コンサート会場の講堂も、すべて木造で綺麗に磨かれていました。
 酒井先生のお話では、校舎のすべてが木造で、木の温かさを大切にしているとの事でした。確かにコンクリート造りの校舎とは全く違う印象を受けます。この素晴らしい校舎をお借りしての〈 いきいき脳フェスタ2006 〉を楽しみにしていてください。


イプラス脳力開発トレーニング協会 会長
志賀 一雅
 対談 志賀一雅 × 酒井先生 「メンタルトレーニングの可能性」
 今回の対談は、イプラス3本柱のうちの2つ、メンタルトレーニングと右脳開発トレーニング顧問である志賀会長と田上先生との対談です。
「イプラスジム」のよさを多くの人に知っていただきたいそして、より多くの人に幸せになってほしいと切に願い活動しておられるお二人の対談は、穏やかながらも熱い時間でした。
 七田チャイルドアカデミーからイプラスジムへ
志賀 田上先生は、長い期間幼児の右脳開発を取り組んでこられました。それをベースに、現在は、中高生から大人までの右脳開発に携わっておられますが、幼児に対する指導法と大人に対する指導法のご苦労や違う点はありますか?
田上 私はまず、自分の子どもに七田先生の右脳教育を始めたんです。その結果、私たちが実際に知っているような常識では考えられない能力があることに驚きました。例えば、文字は小学生から習うものという思い込みがあったのですが、我が子に右脳教育を試してみたら、1歳半のときに文字の認知をしたんです。言葉をしゃべりだす前に出来始めている。これは、私の常識にはなかったんですね。そういったことから人間の能力というのは、どういったところで作られるのか?に関心を持ち始めたんです。そこで我が子ができるんだったら、ほかのお子さんにもできるんじゃないかと、指導を始めたんです。すると、多くの子ができたんですが、中にはできない子がでてくるんですね。
志賀 ほう、できない子もいましたか。
田上 基本的に右脳開発の指導法に関しては、大人も子供も同じです。変わりません。ただ、子供の場合はかなり結果にばらつきがあるんです。つまり子どもは、環境を与える親の考え方で変わってしまうんですね。そこが幼児教育の難しいところです。七田チャイルドアカデミー(以下七田CA)では、親御さんに環境の大切さを理解していただくために親子で一緒に来てもらうようにしています。子どもだけに教育するということは考えていないんです。
志賀 なるほど。
田上 ですので、子どもへの指導も大人への指導も、まず親御さん、つまり大人に理解していただくということが一番の関門になりますね。
志賀 世間一般では、どちらかというと右脳開発を十分理解していない人が多く、そういう大人たちが育てた子どもというのは、右脳的な力を発揮できずに成長してしまうのでしょうか。
田上 そういう場合が多いと思います。幼児教育の中で私たちが力を入れているのは右脳開発を知らない親御さんへの教育であり、大人にご理解いただくためにどうするかというのがテーマになっています。
志賀 そうすると、親御さんたちにこういうことを理解していただくようなアプローチをすると、だんだん親御さんが右脳開発に興味を持ち、力を試してみたくなるのでしょうか。
田上 その通りですね、たくさんご質問やご要望をいただきました。
志賀 親子で学ぶことで、親御さんも右脳開発されたという例はありますか?
田上 はい。七田CAは創立19年ですけれども、子どもたちに指導している中で、連れて来られている親御さんが同じ能力を身につけた方がいらっしゃいました。
志賀 なるほど、それは素晴らしいことですね。
田上 そういった方々と同時に、今まで全く経験が無い方から「大人になってからでも右脳開発はできるんですか?」といったご質問をたくさん頂戴し、大人用のプログラムを考案する中で、さまざまな出会いからイプラスジムにたどり着いたのは、志賀先生が一番よくご存知ですよね(笑)。
志賀 おっしゃる通りです(笑)。幼児を指導する方法と大人にやってもらう右脳開発プログラムの具体的な違いについて少し教えていただけますか?
田上 練習方法は同じです。ただ、それをどうとらえるかですね。志賀先生が指導くださっているメンタルトレーニングを、どう受け取るか、どう理解するかということも大きく関わっていると思います。
志賀 そうでしょうね。思うに、小さい子どもだと知識も常識もありませんから、例えば、「上向いて」と言ったら「ハイ」と素直に応じる。「なぜ上向くの」という質問や抵抗がないので、指導しやすいでしょうが、大人になると、「なぜですか」と聞かれるし、上手に説明しないと行動してくれないですね。また、説明しても「ちょっと考え方が納得できないから嫌だ」となる場合もあるので・・・
田上 大人の場合それが一番の大きなポイントですね。メンタルトレーニングをすることで、素直に受け取れる状態ができれば、右脳のトレーニングでもどんどん力を開発できると思います。そういった意味でも、私は、メンタルトレーニングが基本にあると思っています。
志賀 今イプラスジムで実際に行っている脳力開発プログラムは、先生からご覧になって、いかがでしょうか?
田上 メンタル・ビジョン・右脳開発という3つのトレーニングが全て取り入れられたことは、それぞれに相乗効果があるのではないかと思います。私は最強の脳力開発トレーニングができたと思っているんですよ。
志賀 同感です。うれしいですね。
 子どもの脳力・大人の脳力
志賀 ところで、幼児教育に長年携わられてきた中で、子どもたちの身についた具体的な脳力をいくつかご紹介いただけますか。
田上 はい。子どもはすごい脳力をたくさん持っていると驚かされることばかりです。透して見る、イメージを見る、感じるという力はやはりすごいですね。ESP(*)の当たる確率はとてもいいです。また、絶対音感の力が養われるので、音を聞き取る能力を発揮して、音楽だけでなく、英語など語学が堪能な子どもがたくさんいます。右脳を磨くことで、イメージ力がアップし、感性豊かな絵が描ける、音楽を奏でる、それから、創作作品・イメージ作品と表現していますが、とてもストーリのおもしろい展開の感性豊かな作文を書くなど、そういった作品でいろいろな賞をいただいている子どももたくさんでています。
志賀 それに比べて大人はどうですか?
田上 そうですね。まだ大人は枠の中での豊かさというのでしょうか?持っている力を封じ込めていると感じますね。
志賀 右脳開発をサイドから見ていて、ジムでは、普通の大人だと中々手がけるチャンスや、手がける気持ちにもなれないことを、あえてやってもらうわけですよね。その体験の中で、例えばESPを例にとれば、大人でも数学的確率で当たるというのに比べると遥かに多く正解しますよね。
田上 はい。
志賀 そうすると、理屈を超えて「できた」という体験が、社会でどのように役立つかは別として、自分の夢、希望、目標という高いものを目指したときに、普通の大人は、「常識的には無理だよ」「理屈から言ってそれはできないよ」と結論をだしてチャレンジしないですが、ジムでの体験から、できるかもしれないとモチベーションが高まり、チャレンジする気になる。それで、やってみたら上手くいった。そういう得するきっかけが生まれると思うんです。それが右脳開発としても非常に重要な役割ではないでしょうか?
田上 はい。子どもより、大人の方が、学んだことを日常生活に利用・活用する力がありますので、今おっしゃられた、感じることを何度も体験していけば、大人の方が伸ばしやすく、きちんと脳力を発揮することができると思いますね。
今、イプラスジムでは、どんどん成果がでてきています。メンタルトレーニングでは、充実感や満足感を味わうようになっておられるとよく聞きます。それが、右脳でも有効に活用され、直感像、記憶力がかなり開発されているようです。「大人でもできるんだ」ということを、皆さんを見て改めて実感しています。年齢というものは、全く関係なく、左脳の持つ常識や理屈などをどれだけ取り払えるか、それがやはり課題ですね。
 私たちが目指すもの
志賀 幼児のころから右脳開発をされていると、バランスよくなおかつ、秀でた力が身につくのか、または、どこかが欠落しながら、右脳ばかりが伸びるのでしょうか?
田上 環境しだいでバランスの取れた子どもに育てることができると思っています。現実にそういうお子さんもたくさんいらっしゃいます。
志賀 先ほどおっしゃっておられた、親御さんの人生観や世界観が非常に問題になってくるわけですね。
田上 そうです。
志賀 日本の少し前の社会は、今でも続いているかもしれませんが、高学歴でいい大学を出て、いい企業に入ると成功だというパターンが成功の基本のように言われていました。そのために、幼児のころからの詰め込み教育があったわけですが、でも、そこには、人間味というのでしょうか、愛情を感じることなどがすごく欠落しているように感じます。そういう偏った人が優秀な成績で卒業して、社会の指導層になると、社会全体がおかしくなるのではないかと心配です。親御さんが愛情をもって、お子さんに接しながら、なおかつ育成するようなプログラムであるといいと思うんですね。
田上 七田CAには、「右脳は愛と一体感で開く」というフレーズがあるんです。やはり心が一番の基本であり土台で、親子の絆を深めることが大切だと思います。それをきちんと確立して、最終的な目標として、人のお役に立つ、社会にどう貢献できるかを考え、自分の個性や、培われた能力を表現し、実力を出す。それを目指せる人間を育てていきたいというのが七田CAの教育理念です。脳力開発によって培った力に感謝を込めて家族や社会に還元していく、そういう考え方が、これからの教育に必要なことだと思っています。それは時代や年齢に関係なく、言えることではないでしょうか。
志賀 同感です。
田上 脳力の会社への還元、個性を思う存分発揮する意識を常に持って右脳トレーニングに挑んでいただければ、どなたもいろいろな形でまだまだ伸ばす力・伸びる要素がたくさんあると思うんですよね。それをぜひイプラスに来て、メンタル・右脳開発・ビジョンと一緒に伸ばしていただきたいと思っているんです。
志賀 理想を言えば、小学校や中学校の学校教育の中でビジョン・右脳・メンタルのトレーニングとそして今までの学習をバランスよくやってもらうとすごくいいのですね。しかし、今の教育だけでも分量が多いですから、とても公教育の中にトレーニングを組み込むことは難しい。卒業してから、縁のある方は、イプラスジムに来てくれますけれども、そうでない人が圧倒的多数でしょう?
田上 そうですね。
志賀 バランスの取れていない人が圧倒的多数の社会を構成していると、どんどん世の中が歪んでいくのではないかという心配があります。そんな中で私たちにできるのは、できるだけ多くの人に七田CA・イプラスジムを体験していただき、理解してもらう活動が必要ということですね。
田上 幼児教育の分野では、19年間精力的に活動しているのですが、社会の中では、なかなかご理解していただけないとは思います。ですので、イプラスジムにおいても、脳力開発のよさを伝える活動が非常に重要になってくるのではないかと実感しています。
志賀 同感ですね。
 リアルを感じる力
志賀 脳というのは学習する機械ですから、何を学習させるかが重要ですね。バーチャルリアルティで、心地良さや満足を体験してしまうと、今度は本当にリアルなものに対して、違和感が出てくるんですね。できるだけ私たちは、自然そのものを大事にしながら、自然と触れるといいですね。しかし、経済的な限界がありますから、バーチャルなものも多少は取り入れざるを得ないですね。
田上 そうですね。例えば、近くの公園に行けば、花も咲いているし、草木もあるし、自然の風も感じることができますからね。ただ今は、きれいなものを見られれば、バーチャルでもリアルでもよいという風潮があるように感じますね。
志賀 造花だったらいつまでも枯れないから水をやらなくてもいいので楽ですしね。人間に反応するロボットの動物だったらウンチしないから、汚れないですしね。ロボットで癒されるなんて信じられないですよ(笑)。
田上 本当ですね。動物であれば、抱いて、毛を触って、初めて温かさを感じるものですからね。
志賀 そうそう。
田上 それで、今弱っているのかなとか、元気ないなとか、感じるところから得るものがあるんじゃないかと思うんですけれどもね。
志賀 本当ですね。その感覚は右脳感覚ですか?
田上 そう思います。
志賀 左脳は論理性が強いですから、ロボットでいいじゃないかとなりますよね。臭くて、言うことを聞かないリアルなものより、プログラムしたらその通り動くようなものがいいというのは左脳的な満足ですね。
田上 そうですね。先ほど志賀先生がおっしゃっていたように、いい学校でいい点数をとらなければいけないという人もいるかも知れないですけれど、やはり、根底にある人間性が重要であり、人を育てることの大切さ、そしておもしろさを感じていただきたいんですよね。余談ですが、もし私が右脳教育と出会わず、子どもたちと接していたら封建的な父親だったと思うんです。右脳教育を通して、子育ての楽しさを知りましたし、彼らの父親であることを幸せだと当時も今も感じています。
現代のいわゆる「情報化社会」は便利な反面、新しいストレスを産み出し、それ故にさまざまな問題が起こっています。そしてそれらの問題を違和感なく、むしろ当たり前のような感覚で受け止めている子供が育ちつつあるという環境が、実は一番大きな問題なのではないかと感じています。今、社会で起こっているさまざまな事件を警鐘と捉え、我々大人がバランスよく技術や情報と共存できる方法を子供たちに伝えなければという使命を強く感じます。
志賀 なるほど。そうすると、私たちの使命は、現代の流れに逆行するのではなく、それに乗りながらもいい方向に少しずつ舵をとっていこうということでしょうかね。
田上 やはり、勉強や仕事などにおいて「左脳的な手法」だけではなく、私たちの持っているノウハウ、つまりイプラストレーニングを、バランスよくプラスアルファすることで、自分の未来への大きな可能性を感じて欲しいと思います。
志賀 同感です。今日はありがとうございました。
田上 ありがとうございました。
対談雑感 志賀 一雅
 かねてから右脳教育の実践的成果には驚くべきものが多々あり興味を持っていました。しかし、その理論的な説明には科学が解明している事実と必ずしも一致していないのが気がかりでした。幸い、今回の田上先生との対談でそれが杞憂のものであることが分かり安心しました。
 脳の機能分化のメカニズムが、研究の進展によって、年々明らかにされてきてはいますが、かつてロジャースペリーがノーベル賞を受賞して以来、右脳の機能が単独で分離・解明されてはいません。むしろ左脳の機能と連携して総合的な働きがはっきりしてきました。
 ですから、右脳の機能を取り出して、それだけを磨くことはできません。左脳の協力が不可欠なのです。具体的には、事実を尊重し、あまり理屈で評価をしない。科学的手法で言えば演繹法ではなく帰納法的なアプローチが必須なのです。
 お子さんが習得した力を、親御さんが、学校の先生が、社会の人々が尊重することです。田上先生は、これまでお子さんを指導されながら、同時に世の大人たちの理解を深めてもらう活動にエネルギーを割いてこられたのです。いずれ社会的コンセンサスが得られ、立派な実が結ばれるなぁと確信しました。
 イプラストレーニング実践の記録 騎手対談編

 誠実に真摯に、競馬・自分自身・周りの人々に向き合う和田騎手。趣味は競馬と言い切る姿に、心の底から競馬が好きという思いが伝わってきました。
イプラスのこと、これからのことなどをテーマに志賀会長と対談いただきました。

志賀 今日は競馬ファンならお馴染み、和田竜二騎手をお迎えしました。ご存じない方のために紹介しますが、和田さんは騎手デビューされて10年。圧巻は、一九九九年にテイエムオペラオーに騎乗して皐月賞で初優勝。二〇〇〇年には天皇賞を春と秋に連覇し、翌年の春にも優勝していますから3連覇。菊華賞などビッグレースで8連続優勝を遂げられました。そんな和田さんには脳力開発は必要ないと思うのですが、イプラスジムに興味をもたれたきっかけは何だったのですか?
和田 はい、自分をよくするためには何でも取り入れようと考えているときに妻が見つけてくれたんです。メンタルトレーニング的なものを探していましたし、競馬は視野が大切で、広げたいと思っていましたので、レッスンの説明を聞いて、自分の求めているものに近いと思い通うことにしました。
志賀 そうでしたか。で、トレーニングを始めて2年だそうですが、騎手として、レースや練習でメンタルなことは重要なのですか?
和田 そうですね。メンタルは重要ですね。ギャンブル性があるのでプレッシャーや緊張感があります。人がたくさん携わっている世界ですので、その人たちの期待に応えなければというのもあります。騎手がだめになるのは、プレッシャーに負けるのがほとんどです。
志賀 馬に騎手が緊張していることが伝わるのでしょうか?
和田 ええ、伝わると思います。緊張して乗るとうまくいかないことが多いですね。競馬を勝ち抜いていくには、メンタルな部分と技術の部分とが半分半分だと思います。
志賀 なるほど、ジョッキー(jockey)といえば騎手のことですが、うまく操るという意味もありますよね。緊張し過ぎると馬をうまく操れない、リラックスした集中が必須でしょうね。ジムでの体験はお役に立ちましたか?
和田 はい、とても。目標は騎手のトップに立つことです。今トップの人がやっていること以上のことをやりたいと思っていますし、そのために何を取り入れていったらいいか、何をすべきかに気づくことが大切です。僕にとってプラスになるものがイプラスにはあると思いますし、イプラスのレッスンで、競馬に対する準備の仕方が大きく変わりました。

 新たな可能性に向かって

志賀 この10年、第一線で活躍されていますが、外国のレースには興味ありませんか?
和田 以前に外国で乗ったこともあり興味はあります。ただ、海外へ行くにしても、日本で成績をきちんと残してから行きたいですね。競馬は年中開催していますから、いつ行くかが問題です。日本に帰ってきたときに乗れる馬があるかというリスクもありますから。
志賀 なるほど。いま海外で活躍している日本人の騎手はどれぐらいいるのですか?
和田 活躍している方はいないですね。
志賀 ええ? いないんですか! と言うことは、和田さんが日本人で初の海外で活躍する騎手になれるということですね。
和田 そうですね。その可能性はあります。
志賀 大きな夢が見えてきましたね。レースに勝つには馬との呼吸が大切でしょう?
和田 はい。
志賀 もちろん騎手としての技術があってのことですが、馬との呼吸が合えば勝つ可能性が充分ある。これまでの実績からして技術は折り紙つきでしょうから・・・。
和田 ありがとうございます。そういったことを海外の人に感じてもらえればいいんですが・・・。馬主さんから依頼されて始めて馬に乗れるので、地元の騎手や知っている騎手に依頼する傾向があるのが難しいところです。
志賀 ご本人が難しいと感じていることは、それなりの対策が必要ですよね。でも可能性がありそうで希望が湧いてきますね。寝るとき「よかった!ありがとう!」と思ってからその後に海外で活躍しているご自分の姿をイメージしてください。呼吸が合う馬に出会い「勝った!よかった!ありがとう!」と。これを短い時間でイメージします。そうすると脳がうまく働いてくれて夢の実現が早くなります。ぜひ夢を実現させてください。
和田 はい。
志賀 今、日本人が海外でたくさん活躍していますよね。フィギュアスケートでは荒川静香さんが世界のトップになられましたし、ピアノやヴァイオリン、ソムリエやパテシエ、バレエやダンス、建築家やデザイナー、野球やゴルフ・・・挙げればきりがないほど、日本人が世界一になって大活躍していますよね。本人は自覚しているかどうかは分かりませんが、そこには日本人魂というか、スピリチュアルな働きがあるように思えます。体を鍛え、心を磨くと、スピリチュアルな現象が乗ってくる・・・そのメカニズムを解明したいですね。

 志賀流英会話習得術

和田 海外の場合、英語がしゃべれないと全く話にならないのですが、英語を自然に身につける方法はありますか?
志賀 英語を覚えるには、英語で話している状況をイメージします。メンタルリハーサルですね。外国のレースに出場し、優勝インタビューを受けているイメージをしてください。どうしゃべるのかを考えずに、インタビュアーが笑ったり、うなずいたり、話が弾んでいるイメージを描き、「よかった。ありがとう」と満足感に浸ると、脳は、無意識にイメージ通りになるように行動します。
ところで、JRA(日本競馬協会)に登録されている外国人騎手はいますか?
和田 何人かいます。
志賀 それはチャンス。イメージすると無意識にその人に近づいたりする(笑)。
和田 今でも「行きたいなぁ」とは思っています(笑)。
志賀 日本人はシャイで英語が苦手だから近寄らないでしょ? あまり話しかけないので、きっと彼らは寂しいと思いますよ。イメージすると自然に「ハ~イ」と手を上げてきっかけをつくり、馬やレースのことを話し、食事やお茶を飲んだりする機会が増えますよ。英語が話せなくてもジェスチャーだけで通じます。こちらが楽しい気分で過ごすと、相手もいい気分になるはずです。いい気分での会話はすべて記憶に残りますので、英語が自分のものになります。そういう形での学習は本や会話教室で勉強するのとは違う、生きた学習になります。無意識の大胆な行動ですが、メンタルリハーサルをしておくと、すごく仲良くなり、自国へ来ないかと誘われるかもしれませんね。
和田 誘われそうな気がします。
志賀 そうでしょう。気の合う友達を相手も求めているんです。信じられないでしょうが、イメージして満足感に浸るだけで無意識に努力し、英語が自然に話せるようになりますよ。

 これから

志賀 今の世の中は市場経済ですから、お客さんが入らない地方の競馬場がどんどん閉鎖されていると聞きます。赤字だから閉鎖するというのは自然の流れだとは思いますが・・・では、なぜお客さんが入らないのか・・・現代は、すべて合理的になっていますから・・競馬場に足を運ぶより場外馬券売り場で用を足してしまう。ただギャンブルだけなら駅前のパチンコ屋でもいい。自宅のパソコンで株の売買をやっても、そこそこのギャンブル性を楽しみながら金儲けできる。合理性の追求は、必然的に人との関わりを排除する方向へ向かいますよね。大勢が競馬場に行って楽しんだ「よさ」があるはずです。その「よさ」が合理的なものに置き換えられて消えていくことは寂しいですね。自然や人との関わりは守っていくべきものだと考えるのですが・・・、和田さんは、競馬界のこれからにどのような見解をお持ちですか。
和田 JRAという組織を運営していかないといけないので、合理的に馬券を売るということは重要なことであると思います。ただ、直接携わっている僕たちとしては、馬を見てほしいですね。競馬にはドラマがあるんです。馬がデビューしてから引退するまで、そこに関わるたくさんの人の思いなど、多くのさまざまなドラマがあります。馬と一緒に苦しむこともありますが、いろいろな努力は馬にも伝わりますので、スタッフと一緒に考えて最高の競馬ができるように最善を尽くしています。スポーツ性・ギャンブル性だけでない、競馬の素晴らしさを伝えていきたいですね。JRAと実際に携わっている僕たちが力をあわせ、競馬界の発展に少しでも協力していきたいと思っています。また、日本では野球やサッカーがメジャーで、新聞で1面を飾りますよね。それらの競技と同じように競馬を根付かせ、競馬の魅力をたくさんの人に見てもらいたいです。
志賀 競馬場に行くと感動するらしいですね。関わっている多くの人の馳せる思いが湧き出る瞬間だからでしょうか。馬券が当たった、外れた、儲かった、損をした、と言うことがメインになりがちですが、本当の競馬の面白さを実感したときに感動するのでしょうね。いろいろと大変でしょうけれども、和田さんのこれまで以上のご活躍で、多くの人が競馬に注目すること期待しています。その活動にイプラスジムが少しでもお役に立てば嬉しい限りです。本日はどうもありがとうございました。
和田 ありがとうございました。

和田竜二騎手プロフィール

1988:11歳で乗馬を始める。
1993:500倍の難関を突破し競馬学校入学。
1996:騎手デビュー
1999:テイエムオペラオーに騎乗し皐月賞で
    G1初制覇。
2000:テイエムオペラオーに騎乗し天皇賞春
    秋連覇、 有馬記念、 ジャパンカップ
    などビッグレースで8連勝
    以降、数々のレースを制し累計 385勝
    し現在に至る。(2006年6月現在)

 対談雑感 志賀 一雅

 かつて競馬ファンの友人が感動するから行こうよ、と誘ってくれたことを思い出した。もともと賭け事が嫌いと言うよりは負けることが嫌いで、競馬に対する偏見が行動を鈍らせたのだと思う。和田騎手が「競馬にはドラマがあるんです」と、眼を輝かせながら語っているのを聞きながら、遅ればせながら友人が誘ってくれた真意が分かったような気がした。もう40年も昔のこと。以来、まったく競馬には縁も興味もなく過ごして来たが、いま、超一流のジョッキーと親しく語り合えることが不思議でならない。
 対談をご覧になってお気づきだろうが、和田騎手はかなりの紳士である。言葉遣いもそうだが、対談の間中、背筋が伸びていて姿勢がいい。それでいてリラックスした雰囲気をかもし出している。もともとそのように育てられたのか、競馬界の躾なのか、イプラスジムの成果なのか、個人的にすごく興味が高まった。和田騎手のパーソナリティーが、全く興味を持っていない私を惹きつけ、競馬の持つ深い意味に気づかせてくれた。40年前に誘ってくれた友人に無性に会いたくなり語りたくなった。
 和田騎手は大きな夢を抱いている。その夢を実現させて「よかったね!ありがとう!」と語り合える対談を準備しておこう。楽しみだ。

 自分を知り世界を知るビジョントレーニング
内藤 貴雄
米国公認オプトメトリスト
特別視機能研究所 所長
イプラスジム学術顧問
カリフォルニア大学アーバイン校生物学科を経て、南カリフォルニアカレッジオブオプトメトリーを卒業。 我が国では数少ないドクター・オブ・オプトメトリーの称号を得る。 同時にカリフォルニア州の開業ライセンスも取得する。 '92年「特別視機能研究所」をスタートさせ、元ボクシングチャンピオンの薬師寺保栄や飯田覚士など様々な分野のスポーツ選手から小・中学生にいたるまでのビジョンケアをおこなっている。著書に「眼で考えるスポーツ」(ベースボールマガジン社)他多数。

 第2回 眼は学びのための第一の道具

 読んだり、書いたり、計算したりのすべてが、文字、数字、記号などを見極めるところから始まります。学校で子どもたちが関わる作業は、少なく見積もっても八割以上が視覚的な性質のものと言えるのではないでしょうか。眼は学びが発生する第一の道具であると言っても過言ではありません。子どもの眼になんらかの問題があれば、学校で学んでいく上での大きな妨げとなる可能性があるのです。
 ところが眼というと、いかにはっきり見えているかという「視力の良し悪し」だけで捕らえられていることが多いようです。「視力」とは網膜にいかにはっきりとした映像が映っているかを言います。たしかに、はっきりと見えていなければ学びに支障をきたします。しかし、学びに要求される眼、あるいは「見る力」は、目の前の情報を効率よく拾い、その情報を正しく認識、理解していくことができるビジョンの総合的な力なのです。単にはっきりと見えているだけでは十分とは言えません。
 健康に生まれ育った子どもであれば、ほとんどの場合、あるいはメガネは必要な眼であっても良い視力に恵まれます。しかしビジョン―「見る力」は、発達の中で徐々に身につけていくものであり、子どもは皆同じように‘見えている’とは限らないのです。

子どもの育つ環境

 ビジョンの発達において、子どもと子どもを取り巻く環境との関わりはとても重要です。情報の入り口である感覚という窓口を通じて、子どもは脳に届いた新しい刺激を分類、整理し、適切な反応を繰り返しおこないながら、自分自身を知り、優れたビジョンを身につけていきます。
 それにはまず「神経細胞」のネットワークの構築が必要となります。

ニューロン

 ニューロンとは、さまざまな感覚の情報を伝達する神経細胞のことです。誕生時の赤ちゃんの脳には約一〇〇〇億ものニューロンがあるといい、そのうちのいくらかは、すでに心臓の鼓動や、発汗、その他生命維持のための重要な機能をコントロールする仕事をしています。
 ひとつひとつのニューロンには「デンドライト」という枝があり、他のニューロンの枝と連絡できる接合部分 ―「シナプス」を形成していきます。シナプスができ、その数が増えることにより、神経細胞どうしのコミュニケーションはより密になり、情報の伝達がさらに優れた流暢なものとなっていくのです。つまり残りのニューロンは、これからその赤ちゃんをひとりの優秀な人間へと形成すべく、あたかも複雑な‘つづれ織り’に織りこまれていくのを待っているのです。

良い刺激が
   良い脳をつくる

 生まれて最初の数ヶ月は、人生の中で非常に速いスピードで新しいシナプスが作られます。生後8ヶ月になるころには既に一〇〇〇兆も存在するといいます。これらのほとんどは発育の中でランダムに形成されていき、さまざまな感覚刺激により活発化され強められます。例えば、色とりどりのおもちゃが赤ちゃんの眼の網膜を刺激し、視覚皮質にシナプスを作ります。おかあさんの子守唄が耳のニューロンを刺激し、赤ちゃんの聴覚皮質に信号を送ります。また、ぬいぐるみの柔らかな抱き心地や、お父さんのあごひげのちくちくした感触が感覚運動中枢に情報を送ります。 赤ちゃんがこういった新しい刺激を受けるたびに、小さな電気の流れが脳を突き抜け、新しいシナプスを作り上げていくのです。さまざまな体験を通じ、広く開かれたアクセスが与えられることにより、赤ちゃんの神経細胞ネットワークはより精巧な丹精こもったものになっていくのです。

ビジョンは眼球のみを
 意味するものではない

 子どもは眼によってのみビジョンを発達させていくのではありません。
 理想的なビジョンの発達は、視覚的刺激に加えて、聴覚、味覚、嗅覚、触覚といった「五感」と、さらにもうふたつ ―「前庭」(vestibular)と「固有受容」(proprioceptive)という「動き」の情報も含めた、合計七つの感覚の統合力に依存するところが大きいのです。
 動きの情報は子どもの脳に、‘内面的なからだの地図’(メンタル・ボディ・マップ)を形成していく役目を持ちます。この「地図」が、からだを‘ナビゲート’するために用いられ、子どもをとりまく環境に対し注意や意識を向け、学び、活動していく土台ともなっていくのです。つまり健全なビジョンの発達には、「動き」から得られる感覚が不可欠であるのです。

 ジムレポート イプラスジム本部(大阪市阿倍野区)

イプラスジム本部は第1号のイプラスジムとして、平成12年11月に開設致しました。
 おかげさまで、本部ジムも日々多くの方が体験にお越しいただき、3つのトレーニングの素晴らしさと、必要性に気づきを得ていただき、ご入会される方が後を絶ちません。
 皆さん、短期の目標から、ドンドン実現し、日々新たな目標もしくは、長期の大きな目標に向かっていることを実感しながら、継続いただいております。また、目標を達成後、卒業された方が再度復帰し、次の大きな目標に向かってトレーニングするなど、いろいろな形で嬉しいお声を頂戴し、スタッフ一同、心より会員の皆様に感謝しております。
 一人自宅で脳力開発トレーニング教材を購入して毎日欠かさず、1時間ないし、2時間トレーニングしていますが、なかなか成果が見れません。といわれてご入会される方も少なくありません。
 イプラスジムでは、「『しなければならない』はやめてください」というところからお話させていただき、トレーニングをスタートしていただくのですが、週に1度のレッスンでドンドン成果が上がる理由の一つに、「場のエネルギー」があるのではないかと思います。
 それは初めてこられた方や、長年来られている方皆様に「ここに来ると元気になる」というお言葉をいただくからです。
 楽しいレッスンがあり、楽しい仲間がいれば、そこにはおのずといい気が流れる場ができあがります。いい気が流れる楽しい仲間の中で、自分はその仲間の中の大切な一人であることを自然と実感し、一人では経験できない一体感を、無意識の部分でイプラスジムのレッスンの中で感じていただいているのではないでしょうか?
 週に1度のレッスンで、自分のメンタルをチェックします。
 自分が生きていることを実感したり、感謝する。これは、脳機能が正常に働いているかどうかをチェックするバロメーターとなります。
 イプラスは、常にそのバロメーターを上向きに上げていく役目をさせていだだきます。

 イプラスジムが目指すところは、「なりたい自分を手に入れる」こと。自己実現が目標です。会員の方々の喜びと感動が、私たちトレーナーの喜びであり、生きがいでもあります。
 今後も常に、皆様に満足と感動を与える事のできるレッスンを提供できるようスタッフ全員でがんばります。

イプラスジム本部 マネージャー 渡辺昭男

 岸沢香織のイプラス体験記

トレーニングがじわりじわりと難しく感じてきました。これは今まで目の前のことをこなすだけで精一杯、トレーニング後は、「終わった」という開放感に満足していたのが、何かをつかみたいという欲がでてきたのでは!と自己分析中。

 

◎メンタルトレーニング
今日のトレーニングは、『ビジョンをしっかり描く』課題。ビジョンを描くことは、「慣れるまで多少難しい」とのこと。思った風景を自分のビジョンに映し出すことはもちろん、カラーで風景を思い描くことが出できない人もいるとか。あー、苦手分野のような気が・・しかし、ひるんでいる暇はございません。トレーナーさんの言葉をよく聞かなくては!
「自分の頭の中に(緑の風景)を思い浮かべ、(風)や(小鳥のさえずり)をイメージして体感しましょう」とトレーナーさん。このとき私の頭の中は、緑の風景の写真しか浮かばない。例えるなら、美術館に行って写真を見ている感じです。ですので、当然のように風は感じず、小鳥の声も聞こえません。「む、む、難しい」と心の中で嘆いていたら、トレーナーさんが、「潜在意識に訴えると効果がありますよ」と。「そうだ!これはきっと前回学習した《没頭する、こだわりをなくす》のことだ」(違っていたらゴメンナサイ)と、再チャレンジしたのですが、時間がきてしまいイメージできず終了。焦っていただけで、何もできなかった。あー悲しい。

◎イメージ力強化法
あまりにもやりたいこととかけはなれていたイメージ法。トレーナーさんにもう少し簡単なイメージ法をお伺いしました。

☆ 最初は、見たことがあるもの、知っているものを思い出す練習。イメージしやすい、夕日などを思い浮かべるとよい。
☆ しなければという意識ではなく楽しみながらする。

まずは、この2点に重点を置くとよいとのこと。また、イメージ力がアップすれば、体験していないことも、成功するイメージを描けるようになり、実現していくのだとか。ますます、イメージ力を強化したくなりました。まずは、夕日から始めてみよう。

◎質問しよう!
クラスのみなさんのすごさに圧倒されてばかりだった本日のレッスン。この遅れを取り戻すため「日常でできるトレーニングを教えてください」とレッスン終了後に質問してみました。お答えは、「基本は何もしなくていいですよ。やらなければと思うと逆効果なので」とのこと。「なるほど、なるほど」でも今日は引き下がりませんよ。なんとか1つだけでもと、教えていただいたのは「動いている電車の中から、看板を見て覚えた看板を思い出す。または、電車のつり広告をぱっと見て思い出す」という練習方法。ビジョンの野力と右脳の直観力・情報処理力が培われ、さらに電車という落ち着きのない空間でトレーニングをすることでメンタルも鍛えられるのかも?なんだかやる気になってきた。さっそく電車に乗ったら実践だ。

本日のクラスも活発で楽しい教室でした。私は、毎回違うクラスにおじゃましているのですが、各クラスの雰囲気はさまざま。ジムは、日常生活では会う機会がない、いろいろな年齢・職種・考え方の人と出会える刺激的な場所でもあると感じる今日この頃です。みなさんとの会話を通していろんなこと勉強させていただいています。感謝。
トレーナーさんに教えていただいたトレーニングをして、次回のレッスンは自信を持って挑むぞ!

岸沢香織
会社員時代、社内報に書いたエッセイをほめられ、その気になって勢いでライターに。現在は、書評・インタビューなどを中心に活動中。