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NEW VISION WEB版 vol.05
vol.5[掲載内容]
『理事長からの手紙』
 イプラス脳力開発トレーニング協会 会長 志賀 一雅[ CLICK ]


『学校教育と脳トレーニングの可能性』
 対談 志賀 一雅 × 酒井先生[東京女子学院 校長][ CLICK ]


『イプラス実践の記録』会員さん座談会編[ CLICK ]

『自分を知り世界を知るビジョントレーニング』
 米国公認オプトメトリスト 内藤 貴雄 連載 第一回[ CLICK ]


『全国のイプラスジムより』イプラスジム熊谷[ CLICK ]

『イプラス体験記』[ CLICK ]

 理事長からの手紙
志賀一雅 ご挨拶 平成一八年の新春にあたり、皆様方にはよいお年を迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
 イプラスジムも第一号ジムが発足して五年目になりました。おかげさまで、ますます充実し、嬉しく思います。
 四柱推命によれば、そろそろ景気回復の兆しがみえ、季節で言えば春の三月、日で言えば明け方の六時頃だそうです。科学的な根拠がありそうにも思えませんが、それなりの理論があるそうで、信奉する人も多いようです。
 血液型と性格や能力との関係のように科学的な根拠はないものの、統計的に当てはまるケースもあります。しかし、アメリカやアフリカでは全く相関がないそうですから、皆が「どう思うか」が現象面に現れているのではないでしょうか。
 例えば、理論上は公共投資が景気対策に有効だとしても、一向に景気が回復しないのは、先行き不安で消費を控えている人が多いからで、皆が「どう思うか」が現象面に現れてしまう好例です。
 だとすれば、景気回復の兆しがみえるという四柱推命の予想は、それを信じて期待する人が多ければ多いほど、消費は活発になり、結果として景気がよくなるはずです。それだけに、「どう思うか」が、社会現象や個人の行動に強く反映されるのです。
 ところで昨年のニューズウィーク誌に「世界が尊敬する日本人一〇〇」が掲載されており、さまざまな分野で活躍している日本人が紹介されていました。
世界初の偉業を成した人、ユニークな発想で窮地を救った人、根気よく努力した人など、頭の下がる思いでした。
 日の丸を背負っているという気張りもなく、目標達成のためすべてを捨てるという気負いでもなく、世界のフィールドで自然な存在として楽しんでいる姿が、多くの人から尊敬に値するように見えるのでしょう。
 デザイナーやシェフ、画家や音楽家、舞踏家や官僚、農業や漁業、建築など、それぞれの分野で尊敬されている日本人が大勢います。いずれも環境や経歴とは関係なく、自分を「どう思うか」が成否を決めているようです。
 日本人というよりはグローバルな人。ボーダレス化がますます加速する今、新しい日本人像が、これからの私たちのお手本になるのではないでしょうか。


イプラス脳力開発トレーニング協会 会長
志賀 一雅
 対談 志賀一雅 × 酒井先生 「メンタルトレーニングの可能性」
今回は、東京都私学財団理事長であり、東京女子学院中学・高等学校理事長・校長である酒井  先生と志賀会長の対談です。
学校運営を通して、私立学校のこれからは、脳力教育が大きな鍵になると酒井先生。
脳力開発と学校教育の視点から、脳力・子どもたちの可能性について、お二人の語られた内容をご案内いたします。
 教育の中の右脳力
酒井 志賀先生にはいろいろとお伺いしたいことがあり、今日の対談を楽しみしていました。
さっそくですが、脳を十二分に活かすのは右脳開発だと思うのですが、先生のご意見をお聞かせいただけませんか。
志賀 はい。右脳の可能性はいろいろあるでしょうし、「なるほど」と納得する事例もたくさん聞いています。しかし、私たちの脳は左脳と右脳があり、その仕組みを多くの研究者たちが調査していますが、機能的な詳細はまだ分かっていないようです。ただ言えるのは、脳が2つあるのは、片方が補助的というのではなく、役割分担をしながら相補的に働き、どちらも大切であるということです。
例えば、お話しているときは、言葉の理解は左脳の働きですが、話の抑揚・イントネーションや表情などは、右脳が情報を処理しているというように、両方があいまってうまく働くシステムになっています。つまり、左脳は時間や空間の連続的な情報処理をし、時系列的に理解する働きですし、右脳の方は、瞬間にパッと認知したり、時間・空間を超越した勘やひらめき、透視や予知のような働きをするようです。
酒井 なるほど。私は学校教育に右脳開発を取り入れることが必要と考えているのですがいかがでしょうか?
志賀 それは大賛成です。これまで多くの場合、学校では左脳偏重の教育でした。右脳開発は非合理的という印象が強く、あまり学校教育では行われていないようです。しかし、実社会では、的確な勘やひらめきは大切ですし、創造性が求められるのですから右脳の力がかなり重要な役割を果たすことになると思います。
酒井 今、ご指摘の通り、普段の学校教育は、左脳の部分が多いですね。私個人の意見ですが、子ども同士や親子で自然と親しむことも右脳の役割だと思います。それが日本の状況を見ておりますと、学校終わってから塾などに行かれ、右脳を働かせる時間というのが極端に少ないですね。昔は東京にも自然が多くあり、野原で友達と夜遅くまで遊びました。そういった自然とのふれあいで、右脳を活発に働かせることができるのではないでしょうか。
志賀 おっしゃるとおり、脳のために、自然に接することは必要不可欠だと思います。もともと私たちの体は自然の一部ですから、知恵で築いた人為的な刺激や、偽りのバーチャルな刺激ではない、本当の自然に接することがますます大切になってくると思います。
 育て方の秘訣
酒井 多くの私立学校では特色教育というのを掲げています。創始者が作られた特色教育を調べますと、右脳を鍛える講義が多いと感じますね。例えば、ラグビーや野球、剣道・柔道をする学校、女子校だと情操教育というのがあります。私の学校のことで恐縮ですけれども、我が校では、弦楽器の授業をしています。中学1年生の子どもたちに、見るのも触るのも初めてという、バイオリン・チェロ・コントラバスなどの楽器から、好きな楽器を選んでもらい、授業を受けてもらいます。そして、1年練習すると、きちんと合奏できるようになるのです。これは、それぞれの子どもたちが大きな可能性を持っているということだと思います。その底知れないものをどうやって引き出すかということを、われわれは十分に知らないんですよね。その子にあった引き出し方がどこかにあるはずなんですよ。
志賀 いやぁ、素晴らしい教育をなさっておられますね。
酒井 そういう点でね、私どもの先輩の創立者たちは、脳力開発というものを頭に置きながら、足りない部分をどうしたら補えるかを探り、それが特色教育となった気がしてならないんです。ところが、今、特色学校は減少しています。右脳教育で人間のいろいろな能力を高めようと考えられたものが、疎んじられてきているんですね。これは、私学の危機だと私は強く思っております。
志賀 そうですか。いま私たちは、イプラスジムや高等学校・専門学校・大学などで脳力開発を提案させていただいています。学生さんたちが喜々として取り組んでくれるのを見ますと、再び、社会全体が先生のおっしゃる特色教育というのがクローズアップされてくるのではないか感じています。
先日、会計事務所の全国組織の集まりで話をさせていただいたんです。そこでは不景気にもかかわらず、全国約10万社の中で6万社が経常利益黒字、しかもそのうちの1万4千社は経常利益が10%を越しているというんです。これはものすごいことですよね。それだけの収益をあげるために、社長さんたちは何を手がかりにして経営の意思決定をするかというと、自分の「勘」なのだそうです。実績をみると、その勘が的確に働いたわけですから、感性がよいということになります。よい感性は、特色教育の中で培われるものだと思いますね。世の中どんどん合理化されると、余分なものをすべて排除される傾向にあります。それでは、全てが同じになってしまい、感性が働かなくなってしまう。
酒井 企業では、「無理・無駄・むら」は無くさなくてはいけないと言われていますね。ところが、私は人を育てることは、逆ではないかと思うんですよ。無理もなくてはいけない。無駄もなくてはいけない。むらもなくてはいけない。それがやはり自然なんですよね。
志賀 確かに、同感です。皮肉なことに、合理的にやればやるほど結果は不合理になる。こういうことは、たくさん例がありますよね。企業の合理的な生産性を上げることによって、環境が汚染され、結果はみんなが苦しむ。ところが、生命体や自然の仕組みとかは冗長性があって一見不合理なようですけれど、気がついてみると極めて合理的に共存できていますね。そこが左脳と右脳との分かれ目だと思います。左脳的に見ると、右脳の感覚は曖昧で合理的ではないのですが、結果はなぜか実に無駄がなく合理的になっているのです。
 瞑想という武器を教育に
酒井 実は私の学校では、創立以来、朝の行事として1分間の瞑想をしています。その後に生徒に役立つ「詩歌」を歌うんですよ。
志賀 素晴らしいですね。瞑想は、対象はなんでもいいのですけれども、目を閉じて1つのことを深く考える、あるいは感じることです。このとき何が起きるかですが、脳がこれからの行動に対して準備を整え、よいコンディションにするんですね。脳波的にいうとα波が優勢な状態になります。つまり集中力が高まるのです。その上で「詩歌」の意味することや抑揚が、人間としての自然体に戻るのではないでしょうか。そういったリズムの刺激をうけ、勉強するというのは、すごくいいことだと思います。
酒井 そういうことを創設者はどこで学んできたのかよくわからないんですけれども、自身がそういう体験を繰り返しているうちに集中力が高まり、瞑想などを導入したのではないか?と思っているんですが・・・
志賀 そうかもしれませんね。生徒さんたちは、卒業され、社会に出てからいろいろと苦労されると思います。例えば、困難な壁にぶつかる。それを乗り越えるとまた壁にぶつかる。そういうとき、ふと学生時代に瞑想したことが活きてくると思います。朝の瞑想は、宝を植えているようなものです。
志賀 そうかもしれませんね。生徒さんたちは、卒業され、社会に出てからいろいろと苦労されると思います。例えば、困難な壁にぶつかる。それを乗り越えるとまた壁にぶつかる。そういうとき、ふと学生時代に瞑想したことが活きてくると思います。朝の瞑想は、宝を植えているようなものです。
酒井 瞑想をもっと充実させる形で、先生の推進しているトレーニングを取り入れていきたいですね。
志賀 若くて脳が柔軟なときにしっかり身につけてもらうように、学校教育の中でメンタルトレーニングを実践していただくといいですね。すでに朝の1分間の瞑想をされていますから、それが脳にとってどのような意味をもつのか、将来どのように役立つのかを伝えてあげる時間が欲しいですね。
私が提案しているメンタルトレーニングは、「思い方」の練習であり、α波を優勢にするトレーニングでもあるんです。どのように思うかは各自の自由ですが、思い方によって脳の状態、体の状態、動作・行動まで変わりますから、「せっかくの人生、健康で能力が遺憾なく発揮できる思い方をしよう」と提案しているわけです。一言でいえば、どのような状況や環境であれ、明るく肯定的に思うことが鍵ですが、性格や気質がありますから練習が必要になります。おもしろいことに、明るく肯定的に思うことができるようになりますと、α波も多く出るようになります。α波は、一般にはリラックスの脳波と言われていますが、実は集中の脳波なんですね。何事も集中できればうまくいきますから、勉強や練習、試験や試合のときにα波が強く出るように練習するわけです。
問題はトレーニングそのものがおもしろくないので、教室では居眠りしたり騒いだりで、はじめはうまくいきませんでした。
酒井 うまくいかなかったのですか?
志賀 はい。ゲームに熱中するようなわけにはいきません。ですから、メンタルトレーニングの目的や意義について納得してもらえるような説明が必要です。実例を示すと興味が高まり、やがて自主的に練習するようになります。そうなれば、成果が目に見えて出てきますので、トレーニングが習慣化され、うまくいくようになります。
 教育の新たな道を開く
酒井 現在の学校は、左脳の試験ばかりなんですね。子どもたちの持っている力を引き出すために、右脳の試験ができないかと考えています。教育の面で革命を起こしたいと思っているんですよ。
志賀 なるほどおもしろいですね。私ども「イプラス脳力開発トレーニング協会」では、「脳力検定」というプロジェクトを立ち上げ、現在は、どのような問題でどのように評価するかを検討しているところなんですよ。試験といえば、私が昭和36年に松下電器に入社したとき、筆記試験と面接がありました。以前の入社試験は、松下電器創設者の松下幸之助さんご自身が面接したそうです。幸之助さんの質問はたった1つ「君はこれまで運がよかったですか?悪かったですか?」だけ。「運がよかった」と答えた人は、筆記試験の成績が悪くても合格。「運が悪かった」と答えた人は、どんなに成績がよくても入社できなかったそうです。「運がよかった」と答えた人が、本当に運がよかったかどうかは証明できませんが、「運がよかった」と思うことが大事なんですね。松下電器は「運がよかった」と思っている人の集まりですから、本当に運がよく成長したといえるのではないでしょうか。メンタルトレーニングの第一課は、「よかった!」と思う練習です。寝るときに「よかった!」と思いながら眠りに就きますと、α波が強く出るので寝つきがよくなり、健康な睡眠になります。すると、目覚めもよく、自然に「よく寝た!いい気持ち!」と、頭がすっきりして気分爽快です。
失敗したり騙されたり、悔しい思いをしたときにも「よかった!」と思って寝る練習をします。決して偽りやごまかしではなく、よかったこともあったはずです。それに気づく力を養うことが狙いです。たとえ失敗したとしても、「いい体験をした」「いい勉強になった」ことは事実です。騙されても「自分がうかつだった。うかつな自分を知らされた」という具合に思うと明るく肯定的な気分になり、α波が強く出ますし、挽回する意欲も湧き出てきます。このようにも「よかった!ありがとう!」と思うように心がけますと自然に「運がいい」という発想も出てきます。
酒井 なるほど。今日の先生とのお話で、我々の先輩たちが体験・経験して、残してくださったものの大事さに気づいていないと感じました。本日はどうもありがとうございました。
志賀 ありがとうございました。
今回の対談は、東京都私学財団の要請で実現し、『全私学新聞』に掲載されました。『ニュービジョン』では、「脳力」に関わるお話を中心に再編集いたしました。
 イプラストレーニング実践の記録 会員さん座談会編

現在、イプラス本部・夜帯のレッスンは、キャンセル待ちがでている状態とのこと。
その人気レッスンを受講されているみなさんに、レッスンを受けるきっかけや効果などを聞かせていただきました。

イプラスジムを知ったきっかけは何ですか?

知り合いの紹介でした。あるパーティーでイプラスのスタッフの方と出会ったんです。私はデザイン関係の仕事をしているので、仕事を頂こうと思って接触したんですが、いつの間にか引き込まれまして(笑)。入会する気はなかったんですが、一度無料で体験をしてみたらおもしろいので始めたんです。
B 知人がイプラスのパンフレットを持っていて、それを見て無料体験にきました。通信教育などは苦手で、自ら足を運ばないと身につかないタイプなので、とりあえずやってみようと入会しました。
C イプラスジムの社員でしたので、半強制的に(笑)。事情があって、その後会社を辞めたのですが、レッスンがおもしろいので今も続けています。
D 子どもが「七田チャイルドアカデミー」に通っています。そこで妻がイプラスジムを知り、一緒に体験にきたのが最初です。来る前は、あやしいと疑いの気持ちを持ってきたんですが(笑)、体験後「やってみたい」に変化し、妻と協議の結果、僕が通うことになりました。
E 七田眞さんの本を読んで興味を持ち、妹に誘われて無料体験に来て入会しました。

イプラスジムを知ったきっかけは何ですか?

まだわからないです。
たくさんあります。考え方がプラス思考・前向きになりました。人間の可能性は、無限にあるという考え方に変わりました。これはすごく重要なことだと思います。
集中力がついたと思いますね。本来は、マイナス思考なんですけれど、プラス思考に変わってきました。
イライラすることが少なくなりました。イライラしそうになったら、「こんなときもあるだろう」と自分に言い聞かせることができるようになりましたね。ほかに、会話が、否定的・マイナス傾向にあったんですけれども、今は肯定的に捉えられるようになりました。
デザインの仕事をしていますので、毎日即決しないといけないことが多いんです。例えば、商品が出て、1週間、ひどいときには3日後にデザインを仕上げないといけないんですね。スタッフもいますので、即断しないと業務がスムーズにいかないんです。年を重ねるとそのスピードが落ちてくると思っていたんですけれども、ここに通いだしてから、決断が早くなったと思いますね。それが効果です。でも、私はエスパーになりたくてここに来ているので(笑)、なんでも「ぱっ」と覚えられるようにね。そういう夢みたいなを思っているんですが、その能力は、遅々として伸びないんです(笑)。
(笑)「ぱっ」と覚えられる可能性はあるんでしょうか?
トレーナー ありますよ。ありますよもちろん(笑)。
コツがあるんですか?
トレーナー 最近、エスパーの感覚を得ました。
全員 大爆笑
トレーナー ESPの色当てですが、今25回連続で当てているんです。
全員 すごーーい。
トレーナー すごいでしょう?なんとなく色がわかるんです。こうすればできるというのを言葉で伝えられるほどは、まだ感覚をつかんでいないんですよ。でも、なんとなく、つかみかけていると思うんです。そのために何をしたかというと、普段の生活の中でいろいろなことを感じるようにしました。例えば、気温は、TVなどで19度と表示されていますけれど、実際は、19度が寒く感じたり、暖かく感じたりすると思います。そこで、発表の気温を気にせず、自分の肌で気温を感じるようにしたり、一番身近なのは、携帯電話の着信があったら「誰か?」感じる。
着信表示で分かりますよ。
全員 大爆笑
トレーナー そうじゃないですよ(笑)。見る前に感じるのです。そうやって感じることを意識していると、いろいろなことに敏感になってくると思います。
波動というものは、あるのですか?
トレーナー あると思います。何でも何かを発していると思いますね。それがわかれば、人の気持ちがわかり信じられるのではないかと思います。気持ちが見えてくることが、ESPにもつながるのではないかと感じています。世の中便利になり、感じる時間というのが減っています。昔の人は、裸足で歩いていたので、足の指の方が、手より発達していたらしいんですよ。でも、今では、足でパーをするのも、出来ない人がいるんですね。足の感覚は、靴を履くようになって鈍くなったといわれています。便利になっていく一方で失っているものがかなりあると思うんですよ。感じるということに敏感になってみてください。すると、もっとご自身の可能性が広がると思いますよ。

ジムをさぼりたくなりませんか?

ジムの日は、起きてからずっと憂鬱ですよ(笑)。でも、ジムに来るとそれがほどけるんですよ。それを楽しみに来ているんです。ここにきて、解き放つのが好きなんです。
「嫌だ」と思ったことは、一度もないです。本来3日坊主なんですけれど、大丈夫ですね。ただ、ここに来るまでが遠いのが・・
「よし、行こう」とは、思わないですけれど、用事があったらお休みしたりもしますね。無理のない範囲で来ています。
仕事よりジムのほうがいいですね(笑)。ただ、仕事を抜け出してきているので、会社の人は、「どこに行ったのか?」と思っているでしょうね。
トレーナー 毎週!?
はい、いろいろと工夫しながら・・・
特に何も思わず、毎週来ています。

周りの人にイプラスに来ていることを話していますか?

友達に話しています。レッスンの報告をしています。
内緒ですね。言おうと思ったこともあるんですけれど、理解するのが難しいのではないかと思うので。今の僕を見て、変化に気づく反応があったら言うかもしれないですね。自分では変化を感じているんですけれども、まだ誰にも「何かしているの?」と聞かれることはないです。
私は周りの人に話しているんですけれども、怪しまれています(笑)。
全員 大爆笑
身内にはもちろん話しています。先日、友達に話す機会があって説明したら「あほやな。だまされてるわ」と・・
全員 大爆笑
これ以上言っても仕方ないなと思って、「そうそう」と返事しておきました(笑)。
「いかがわしいぞ」と話をしていますよ。でも、いろいろな説明をして「すごいな」という感想にもっていくのが好きですね。ホステスなんか喜ぶもん。
全員 大爆笑
ちょっとテストすると大喜び。みんなすごく興味を持つみたいで、マジックよりもおもしろいと言いますね。
トレーナー 使ってみようかな?(笑)

イプラスジムへの希望はありますか?

優劣がはっきりとわかるシステムがあれば、そこを伸ばしていけると思います。今のレッスンで難しいとかついていけないことがないので助かるんですけれども、目標に向かって上がっていける方法が明確だといいですね。例えば、脳波を測ったとき、自分がどこの段階にいるのがわかるなど、イプラス全体の中で自分がどの位置にいるかという評価が簡単にわかるシステムがほしいですね。
ジムに来ないとレッスンをやらないので、家でもできるシステムがあるといいですね。

宿題みたいなものですか?

宿題となると、楽しみできているのでちょっと・・
トレーナー 宿題か・・(つぶやく)
検討してる!
全員 大爆笑
でも、段階を評価してもらうとなると、宿題も必要になってくるんじゃ・・
それだったら評価なくていいわ(笑)。
全員 大爆笑
強制されるものではなく、家で気軽にできるトレーニングの方法の案内が頻繁にあるとうれしいですね。
目に見えるものは、ほしいですね。例えば、速読ができるようになるとか、そういうのがあったらもっとわかりやすいかと思います。
宿題は嫌ですけれど、やっぱり自分のレベルは知りたいですね。全体の中で自分はどこにいるのか、そしてそれを知ることで競争心を自分にあおりたいですね。
楽しみながらしているので、特にないです。
   

全員 ありがとうございました。

会員さんプロフィール(イプラス歴・職種・性別)
Aさん 8ヶ月 デザイナー 男性
Bさん 1年 造園業 男性
Cさん 1年 OL 女性
Dさん 1年3ヶ月 営業 男性
Eさん 半年 OL 女性

 担当トレーナーに聞いてみよう!(イプラスジム本部 小山仁士)

レッスンを通してみなさんの変化を感じますか?
はい。みなさん、すごく変わりました。体験のときからの変化はすさまじいものがあります。ビジョン・メンタル・右脳とレッスンでいろいろな成果はあると思うんですけれど、何が違うかというと、顔色が全然違います。そして、目つきが変わっていますね。目の質、目力(めぢから)というんでしょうか?すごく良い目になっています。
みなさんに伝えたいことは?
ジムにくると元気になると思っていただけるのが一番ですね。日常では、誰でもいろいろなことがあると思います。不安に感じたことを解消する、いい方向へ向かう心を持つ、自分を認めるきっかけをつくる、それらをジムのレッスンを通してみなさんに感じ習得してもらいたいと思っています。また、年齢、性別、職業、価値観などの全く違うみなさんがここで新たな出会いをし、何かをするきっかけや新しいつながりができるようなクラスにしていきたいと考えています。

 自分を知り世界を知るビジョントレーニング
内藤 貴雄
米国公認オプトメトリスト
特別視機能研究所 所長
イプラスジム学術顧問
カリフォルニア大学アーバイン校生物学科を経て、南カリフォルニアカレッジオブオプトメトリーを卒業。 我が国では数少ないドクター・オブ・オプトメトリーの称号を得る。 同時にカリフォルニア州の開業ライセンスも取得する。 '92年「特別視機能研究所」をスタートさせ、元ボクシングチャンピオンの薬師寺保栄や飯田覚士など様々な分野のスポーツ選手から小・中学生にいたるまでのビジョンケアをおこなっている。著書に「眼で考えるスポーツ」(ベースボールマガジン社)他多数。

 第1回 ビジョントレーニングって何?

S君 9才
 S君は小学校3年生の男子で、普段は活発でとても明るい子どもです。しかし、何故か本を読むことがあまり好きではなく、また長時間ひとつのことに集中することも苦手です。視力は良いのですが「時々本の文字がぼけてくる」と言うのです。お母さんは「きっと勉強が嫌いだから言い訳をしているのだ」と考えています。

Tさん 22才
 Tさんは事務系の仕事なので、細かい文字を読んだり確認したりの毎日です。最近仕事が忙しくなり、読み間違いや読み落としが増えてきて上司に叱られることが多くなってきました。また、眼がとても疲れます。イライラも起こります。「きっとこの仕事は向いていないんだ」、などと自分を責めたりもします。

Iさん 40才
 Iさんは昔から運動が苦手で、特に球技はお世辞にもうまいと言えません。
また、車の運転も得意ではなく、特に高速でレーンに入るときなどのタイミングが読めず怖い思いをしたこともあります。さらに、歩いているときも人混みは圧迫感を受けるということで苦手です。視力は両眼1・2です。

Kさん 33才
 KさんはコンピューターによるCAD作成の仕事をしていますが、特に最近眼がとても疲れます。近視ですがメガネでちゃんと矯正しています。時々画面上の文字が二重に見えたりすることもよくあります。仕事の効率は悪くなる一方で悩んでいます。

 ここで登場した子どもや大人たちの問題は、本来の能力や性格、あるいはしつけなどが原因ではありません。
 実は、問題は眼にあったのです。しかも、 眼と言ってもそれは 「視力」の問題ではありません。

感覚のコーディネイター

 見たり聞いたり触ったりなど、毎日の生活の中で私たちはさまざまな感覚情報を受け取り、それを脳に伝達することで行動を起こしています。これら感覚情報を脳でうまくコーディネイトし、上手に行動へと結びつけていくことが求められます。
 そして脳に入ってくる感覚情報のうち、とりわけ眼‐視覚の情報は、「人間の情報収集の80パーセント以上を占める」 とまでいわれるように、‘コーディネイター’のような中心的役割を果たします。つまり眼は、私たちと私たちを取り巻く世界とを結ぶ大事な架け橋とも言えるわけで、日々の行動や成果は「見る」ことに大きく影響を受けると言えます。
 その眼の働きといいますと、通常「視力」をまず考えます。本来視力さえ良ければ(仮に矯正が必要でも、メガネを掛ければ良い視力が得られるのなら)、誰も眼に問題があるとは考えないでしょう。1・0以上見えていれば、「よかった、ちゃんと見えてる!」とあなたは思うはずです。でも、視力さえよければ、本当に私たちは「見えている」のでしょうか?

かくれた眼の仕事

 実は、はっきり見ること以外にも、眼はたくさんの仕事をおこないます。これがビジョンとしての眼の仕事です。
 例えば、私たちには眼がふたつあります。ひとつの情報をふたつの眼で見るわけですから、別々の視覚情報が脳へ届いてしまわないよう両眼が協調して働き、統一した情報を脳へ送らなくてはなりません。さもないとものが二重に見えてしまうことがあります。
 これを両眼のチームワークと呼びます。このチームワークによりひとつに見えるばかりでなく、情報に「奥行き」が加わり、距離感を得ることができます。
 私たちはさまざまな距離にあるものに視線を運びます。その時ピント合わせがスムーズにできないと、目標物から目標物へと柔軟に視力をシフトできません。ものが急にボケたりして、非常に効率の悪い見え方となります。
 また、眼を使うこととからだの平衡感覚は神経で結ばれており、お互いに影響しあい、切り離せない関係です。特に動きながら目標物を眼で追うとき、この結びつきは無視できません。さらに視野の中心は見えていても、周辺からの情報をうまく取り込めないと身体の動きにまで影響します。つまり広く見ることが生活の中のさまざまな場面で要求されます。
 そしてもちろん、眼から入った映像を脳で正しく認識できなければ、理解力、記憶力などにも影響してしまいます。そのために、眼‐脳‐からだの良好な関係が求められるのです。

ビジョンの問題

 学校の成績がかんばしくない子供、スポーツが苦手な若者、仕事でのミスが多いビジネスマン、あるいは交通事故を繰り返し起こす人など、皆やる気がないからとか、能力がないから、運動神経が鈍いから、不注意だからと思い込み、あるいはまわりにそう言われ自分でもそう納得してしまっているのです。
 健康に恵まれれば、ほとんどの場合良い視力に恵まれます。しかし、ビジョンの能力は、発育の中でじょじょに身につけていくものであり、育てられた環境などにより、視力は良くてもビジョンが正しく身についてこないこともあるのです。すると、およそ眼とは関係ないようなところで問題を起こすことがあるのです。

オプトメトリ-ってなに?

 オプトメトリストとは日本では聞き慣れない名称ですが、アメリカでは既に一〇〇年以上の歴史を持つ‘眼のドクター’のことをいいます。残念ながらまだ日本では制度化されていない職業であり資格です。しかしアメリカ以外にも海外では、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパをはじめ、オプトメトリーが国家資格となっている国は数多くあります。アメリカを例にとりますと、4年制大学卒業後にオプトメトリーの大学に入学するのが一般的です。4年間学び、「ドクター・オブ・オプトメトリー」の称号を得た後に、国家試験と州の試験に合格して開業します。
 私は1983年の6月、カリフォルニア州フラトン市にある南カリフォルニア・カレッジ・オブ・オプトメトリーを卒業し、国家資格とカリフォルニア州のライセンスを取得し帰国しました。

ビジョンが健全か

 オプトメトリストにはユニークなアプローチがあります。
 眼科医が、眼が健康であるか病気がないかという「視力の健康」に最も重きを置くのに対して、オプトメトリストは健康であること以上に、眼が負担なく機能して効率よく働いているか、見るべきものをちゃんと眼で捕らえているか、正確にものを脳で見ているかというビジョンが健全であるかということまで調べます。

ビジョントレーニング

 一度下がった視力を元に戻すのは容易ではありません。しかし、このビジョンの力はトレーニングで向上できるのです。
 オプトメトリストのおこなうビジョントレーニングは、さまざまな道具を用いて、眼や脳に新しく理想的な習慣をつけさせ、「ビジョンの質や技術」を高めていく学びのプロセスです。例え健康な眼であっても、正しく機能していなければ、ビジョントレーニングによりその働きを改善させ、より良く機能できるようにする手法です。マイナスをゼロに持っていったり、あるいはさらにプラスへと働きかけたりします。
 トレーニングでビジョンの質や技術を高めていくことにより、あなたの本来持っているポテンシャルを目覚めさせることができるのです。

ビジョンは学ぶものであり向上できるものである 
Vision can be learned and improved

この概念がオプトメトリストの考えるビジョンケアの土台となっています。

 ジムレポート イプラスジム熊谷

平成15年11月 イプラスジム熊谷を埼玉県熊谷市にオープンすることができました。
自分自身の可能性を信じ、また家族を含め多くの皆様の助けを得た中で開設できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 さて、今日本はデフレ経済の中、夢を持てず、自殺する方が交通事故死を上回る時代でもあります。その時代の中で、夢・自己実現を目指す会員の皆様のサポーター役として本年は実績を伸ばし、地域に密着した脳力開発トレーニングジムとして定着できるように、ポジティブ・笑顔・感謝を忘れず奮闘する所存です。
 熊谷市は埼玉県の北西部、中山道の宿場町として栄えた、人口16万人、県北の交通拠点です。この地に存在意義のあるイプラスジムとして、本年は定着を図ります。ジムは駅を降りて国道17号線沿いチサンホテル隣です。(徒歩3分)お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
イプラスジム熊谷代表 古澤 信廣

 岸沢香織のイプラス体験記

いつものベーシッククラスではなく、1ランク上のアドバンスコースを見学させていただくことに。ベーシックを聞きかじっただけの私がここにいていいのかと、見学中ドキドキでした。そのハイレベルなレッスンの一部をレポートします。

 

◎ビジョントレーニング
いつも通りのビジョントレーニングと安心するのも束の間、瞬く間にレッスンが組み合わされ、とても複雑で難しそうに。それでもみなさんどんどんクリアしていかれます。シンガンは、まさしくエキスパート。余裕を感じました。上達の近道は模倣からということで、みなさんの取り組む姿をしっかり目に焼きつけ、次回のレッスンに活かそうと思います。

◎メンタルトレーニング
メンタルトレーニングは、後ろでこっそり参加してみました。
最初は、いつものように深呼吸。しかし、ここからが違う。「植物(この日はハス)になりきり、心のままに体を動かしてみましょう」とトレーナーさん。まずは、イメージを駆使し、自分が自然の中にいると想像。そして、トレーナーさん指示のもと、ハスの成長過程を体験していきます。風を感じて揺れたり、太陽を求めて上へ上へ伸びていく力を感じたり、沼の気持ち悪さを味わったりしました。しかし、私は、周りの気配を感じ取ろうと耳をすまし「えー動くの、恥ずかしい」とモジモジ。そうすると「なりきれなくても、没頭しましょう。こだわりをなくしましょう」という声が。「うっ、心の動きがばれている。ここはなりきってイメージ力アップだ」と多少のこだわりを捨てたのですが、まだまだ修行の身。理想に程遠いメンタルトレーニングでした。けれど「没頭する、こだわりをなくす」というイメージするときのヒントをいただきました。いつもイメージするとき「無理かも、出来るわけない」と否定する部分が多少あったような・・これからは、真っ白で強い気持ちを持ってイメージしてみよう。

◎右脳トレーニング
6つの箱にいろいろな文字や模様が貼り付けられたものを数秒見て、手元で再現するレッスンをされていました。このとき会員さんの言葉で印象的だったのは、「あー、左脳を使ってしまった」とおっしゃっていたこと。正解にこだわってしまう私は、例えば数字が並んでいると「ラッキー覚えやすい」と思っていたのですが、それは左脳を使っているということ。これでは不得意の右脳トレーニングがまったく進まない。もっと、右脳を意識してトレーニングしなくては!!

今日は、どのトレーニングも驚いてばかり。思わずみなさんに「質問をさせてください」とお願いしました。

質問:始めたきっかけは?
答え:知人に勧められて。本を読んで教室があることを知って。
質問:トレーニングとは?
答え:やりたいことを短距離で実現できるもの。
質問:いつもお家でしているトレーニングは?
答え:寝る時になりたいイメージを描くだけ。
質問:始めたばかりの人にメッセージを!
答え:目標を明確にしっかり持つといいですよ。
   継続することが大切です。
   夢を実現してステップアップした人をいっぱい知っています。などなどでした。

アドバンスコースを体験してみて、みなさん明るく、笑顔がステキでレッスンを心から楽しんでいる姿が印象的でした。見学させてもらい、元気いただきました。みなさんのように、明確な目標を設定してがんばるぞ!!

岸沢香織
会社員時代、社内報に書いたエッセイをほめられ、その気になって勢いでライターに。現在は、書評・インタビューなどを中心に活動中。